2025年11月19日の井の頭公園での野鳥観察記録

野鳥観察情報

外へ出ると、モズがけたたましく鳴いています。ひんやりした空気と相まって、冬の訪れを意識しました。住宅地は静かで、ときおりカワラヒワが上空を飛んでいきます。林の入り口に着いたとき、ヒッ ヒッとジョウビタキの声が聞こえました。アンテナの上だろうと見当をつけ、確認しにいきます。案の定、アンテナの上にとまっていたジョビ子は、下に降りていきました。路地を覗いてみると、赤い実がたわわになった庭木のピラカンサでホバリングし、とまりました。実をくわえていませんでしたから、虫を狙ったのかもしれません。飛翔写真のチャンスですから設定を変えて「その時」を待ちましたが、住宅の奥へ飛んでいってしまいました。

ビワの花が開花していないのを確認し、林へ入ります。最初の観察地は静かでした。地面には裏が白っぽいホオノキの落ち葉が目立ちます。図鑑に必要だと思い出して撮影。探索を再開しました。とくに収穫なく歩いていると、遠くでウソのひと声。探しにいく時間はありません。ゆっくり歩いていると、カサカサ カサカサと笹やぶで何かが動く音がします。ササが軽く揺れています。タヌキ?にしては、ガサガサではなくカサカサだ。相手はすぐ目の前にいるので、出てきてくれることはなさそうです。やぶは混んでいるので、姿も確認できそうもありません。ところが、わずかな隙間からホオジロ属の姿がチラッと見えました。クロジです。わたしは少し離れ、じっと待ちました。出てこないだろうと半ば諦めながらでしたが、肉眼でもクロジだとわかる程度の位置に来てくれて、やぶ越しに観察できました。じっとしていると顔を覗かせてくれましたが、ほどなく飛び上がって樹上にとまりました。キンモクセイの中も枝葉が混んでいて、思うように写真は撮れませんでしたが、水場ではなく外でのクロジとの駆け引きを楽しむことができました。

1. ヒドリガモ、2. カルガモ、3. ホシハジロ、4. キンクロハジロ、5. キジバト、6. バン、7. オオバン、8. カイツブリ、9. カワウ、10. アオサギ、11. カワセミ、12. コゲラ、13. モズ、14. ハシボソガラス、15. ハシブトガラス、16. ヤマガラ、17. シジュウカラ、18. ヒヨドリ、19. ウグイス、20. エナガ、21. メジロ、22. シロハラ、23. アカハラ、24. ツグミ、25. ジョウビタキ、26. スズメ、27. キセキレイ、28. ハクセキレイ、29. シメ、30. ウソ、31. カワラヒワ、32. クロジ、33. ドバト、34. ホンセイインコ

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