2026年2月19日の井の頭公園での野鳥観察記録

野鳥観察情報

冷たい風が吹きつけます。ヒヨドリが飛ばされるように目の前を横切りました。最初の観察地に入ると、奥のほうでオナガがギーッ、ギーッギッギッギッと鳴いています。チャンピオンは見当たりませんでしたが、ツグミがやや奇声気味の声を発して樹上に上がりました。さほど鋭い声ではありませんですが、モズでもいるのでしょうか。ハシボソガラスが3羽飛んできて、コナラの梢にとまりました。その中の1羽が、白い球?をくわえています。カラスは白球を足で押さえてついばむような動きをしていましたが、撮影できないうちに、飛んでいってしまいました。逆光と枝ではっきり確認できなかったのですが、あれはなんだったのでしょう。ヤマガラとシジュウカラのさえずりを聞きながら、探索を進めました。

林の中心部を移動していると、ヒッ ヒッ ヒッという鳴き声。声のほうにゆっくり近づいていくと、ルリ子が登場。ツバキの暗がりにとまったと思うと、次の瞬間には種を吐き出し、水路へ入っていきました。

1羽のシメが樹上で動いています。真っ先に想像するのは、わずかに残ったエノキの実を食べる行動。樹種を確認するために樹皮を見ると、エノキではありません。ストライプなのでイヌシデだと思いました。シメはイヌシデの実を食べることもあります。双眼鏡で確認してみると、背を向けてなにかをむしゃむしゃ食べています。たまに皮のようなものが落ちていきます。周囲の枝を観察しますが冬芽だけで、実のようなものは見当たりません。はて、何を食べているのでしょう。シメはむしゃむしゃしていたものを食べ終わると、枝の上を移動します。そしてくわえようとしたものは、イヌシデの翼果ではありませんでした。木の実?虫こぶ? シメは枝先についていた少し大きめのものをくわえ取ろうとしますが、すぐには取れません。何回か試みて、ようやく取れました。ただ、それが何なのかはわからないままです。よく見ると、ほかにも枝先のかたまりはありました。その写真を撮り、もう一度樹皮と冬芽をよく観察し、イヌシデではなくコナラだとわかりました。そうなると、シメが食べていたのはコナラの冬芽にできる虫こぶでしょうか。奇しくも昨日、『冬芽ハンドブック』の広沢毅さん、林将之さんとお会いしたばかりです。

いい宿題ができたと手応えを感じていると、仲間のSさんに会いました。植物を撮っていたんですよーと話していると、ググッというルリビタキの声。見るとルリ子が金網の上にとまっています。そして樹上に上がったので、「この子ホバリングするよ」と思わず口に出し、飛翔設定にしながら撮影位置を変えました。樹上を枝移りしたルリ子は、数秒後に予想通りホバリングしました。予言が当たって驚くSさん。じつは以前にも同じ行動を観ていたのです。この時期、ルリビタキは樹上に用事がありません。低木にとまって尾を振り、地上に降りてぴょんぴょん跳ね歩き、虫や落ちている木の実を見つけて食べるからです。それなのに樹上に上がったので、なぜだろう?と観察していたらホバリングしたのです。双眼鏡で確認すると、果柄ごと落ちたミズキの実が枝に引っかかっていて、枝にとまっても届かないので、実を食べるためにホバリングしたわけです。もう一度来る!と信じて、実にピントを合わせて待ちましたが、そのときはそれっきりでした。実は数粒残っていたので、ルリ子はいつか同じことをするのではと思いましたが、暗がりで目印がないようなところに「実が浮かんでいる」ので位置がわかりにくいと感じました。そんなことがあったのですが、すっかり忘れきっていました。そして今朝、ルリ子が樹上に上がったので、以前のことを思い出してホバリングして実を食べることが予測でき、的中したというわけです。予測できていたのですが、やはり「空中の実」の位置がわからず、実にピントを置いて待ち受けることができませんでした。少しずつ上がっていくルリ子の動きを追うような形になってしまったので、いざホバリングしたときには間に合わず、ピンボケで撮影は失敗に終わりました。けれども、予測が的中したので、気分は晴れやかです。予言が的中した!と驚くSさんに「観察が大切なんですよー」とドヤ顔をしました。

1. カルガモ、2. ホシハジロ、3. キンクロハジロ、4. キジバト、5. オオバン、6. カイツブリ、7. カワウ、8. ゴイサギ、9. アオサギ、10. オオタカ、11. コゲラ、12. オナガ、13. ハシボソガラス、14. ハシブトガラス、15. ヤマガラ、16. シジュウカラ、17. ヒヨドリ、18. エナガ、19. メジロ、20. ムクドリ、21. シロハラ、22. ツグミ、23. ルリビタキ、24. スズメ、25. シメ、26. カワラヒワ、27. ドバト、28. ホンセイインコ

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