今日は楽しみだった野鳥観察会だったのですが、降雨のために屋内での講演を開催することにしました。水不足が心配されるほど、ずーっと晴れが続いていたのに、よりによって観察会の日に天気が悪くなるなんて驚きです。しかも雨は観察会の時間と重なる午前中で、午後は晴れるというので、なんというタイミング!?と二度びっくりでした。そんなわけで、井の頭地区公会堂をお借りして「みぢかな野鳥観察のすすめ特別版」というお題で90分ほどお話ししました。前半は野鳥の基本知識と自己流の観察ノウハウ、後半は未発表の話題を含めた、興味深い観察エピソードの紹介という構成です。参加者のみなさんに楽しんでいただけたようで、幸せな時間になりました。運営をサポートしてくれた会のメンバーにも感謝です。
昼食と買い物後、のんびりと観察しながら帰路へ。シロハラやツグミたちは、今日も一生懸命ガサガサをしています。この時期になると、実を探すのに必死で夢中なのと、利用者が多い公園で人馴れすること、いちいち樹上に逃げるのも無駄なエネルギー消費ということから、落ちている実を見つけて食べるようすを比較的近い距離で観察することができます。近くの樹種を確認すると、ほとんどはエノキです。今日は周囲にエノキがなく、ムクノキがあった場所でもガサガサをしていました。講演でも紹介しましたが、シロハラ同士の小競り合いを何回か見ました。食べ物が少なくなってくると、機嫌も愛想も悪くなります。ここはオイラのなわばりだい!という意識が強くなるのでしょう。
目の前の低い位置をスーッと横切った小鳥がいました。ルリビタキかなと期待しましたが、飛んでいった先を確認すると、シラカシの根元にメジロがいました。メジロのお目当ては樹液です。ちょうど講演で、気温が下がると樹液の糖度が上がるので、メジロやヒヨドリがなめるという話をしたばかりでした。この時期、よく見かける行動です。
カワラヒワの群れは樹上にいました。ひらひらとイヌシデの翼が落ちてきたので確認すると、実はまだ残っているのですね。樹上の実を完全に食べ尽くしてから、地上に降りて落ちている実を食べるのだと思いこんでいました。これなら、人が頻繁に通ったり、地上が雪に覆われて樹上に上がっているときも、少しは食べることができます。これを意図的に行っているならすごい知恵ですし、単に中途半端な状態になっているだけかもしれません。来シーズンにカワラヒワが地上に降り始めたとき、樹上の実がどの程度残っているのか確認してみようと思います。
1. カルガモ、2. ホシハジロ、3. キジバト、4. オオバン、5. カイツブリ、6. ゴイサギ、7. オオタカ、8. カワセミ、9. コゲラ、10. リュウキュウサンショウクイ、11. ハシボソガラス、12. ハシブトガラス、13. シジュウカラ、14. ヒヨドリ、15. ウグイス、16. メジロ、17. シロハラ、18. ツグミ、19. ハクセキレイ、20. シメ、21. カワラヒワ、22. ドバト、23. ホンセイインコ