最初の観察地にはヤマガラ数羽がいました。例によってエゴノキですから、地上に降りてから樹上に上がる動きで、確認するまでもなく実を拾っていることがわかります。お気に入りの場所に持っていってから、コンコンコンと突いて殻を割り、胚乳を食べます。しばらく撮影しながら観察していたのですが、何度挨拶しても返さないイヤな人に観察を邪魔されたので、その場を離れました。
気を取り直して探索を進めると、ルリ子がお気に入りのポイントに出てきました。食べ物を得やすいのでしょう。落ち葉を持っていってしまった場所とか、伐採した跡地のような場所によく出てきます。しばらく、かくれんぼのような観察を楽しみました。尾羽を上下に振る動きは他種にないリズムで、暗いやぶの中に入って姿がよく見えなくなっても、この動きの影でも見えれば居場所がわかります。林の暗がりの低い位置を器用に飛んで移動する姿を、目で追いました。その後、シメが地上に降りているのが見え、その奥にはシロハラがいて、脇の落ち葉だまりではツグミがガサガサをしています。御三家が同時に地上で行動しているようすは、食べ物が少なくなったこの時期らしい観察でした。地上といえば、カワラヒワの大群。今朝も、地上で採食していた群れが一気に樹上に避難するようすを何回も見かけました。一瞬、シロちゃんを見かけますが、撮影する前に樹上に上がってしまいました。公園利用者が近くを通りかかると臆病な個体が避難し、それに群れのほとんどの個体がつられて避難します。でも結局、なんの危険もないことが次第にわかってきたようで、カワラヒワが避難するきっかけになる、人間との距離が以前よりも縮まってきました。群れの大半が樹上に上がるのに、地上に残って採食を続ける個体も少なからずいます。降りたり上がったりするのにもエネルギーを使うわけで、頻繁にやっていると、得たエネルギーと消費したエネルギーの収支が赤字になることもあるかもしれません。臆病な個体と、度胸のある個体の違いも興味深いところです。
シジュウカラとエナガの混群の動きを観察していると、チュー チューというヒガラの声が遠くから聞こえ、ピュリリリとリュウキュウサンショウクイが飛んできました。エナガとシジュウカラのからみがおもしろかったので、どちらを観察するか迷います。リュウキュウは羽づくろいをしていたので、しばらく動かないかなと予想しました。予想は外れ、シジュウカラがエナガにつきまとうようすを観察していたら、いなくなっていました。
ジョビ子に挨拶し、池に降りていくと探鳥会の一行がいました。
(カモよりも観察者のほうが多い探鳥会って過去になかったなぁ……)
コロニーを強剪定してカワウを追い出すことに賛成した人も一行に加わっていましたが、どういう気持ちで参加者を案内するのだろうと不思議に思いました。
1. カルガモ、2. ホシハジロ、3. キンクロハジロ、4. キジバト、5. カイツブリ、6. カワウ、7. ゴイサギ、8. オオタカ、9. コゲラ、10. リュウキュウサンショウクイ、11. ハシボソガラス、12. ハシブトガラス、13. ヒガラ、14. ヤマガラ、15. シジュウカラ、16. ヒヨドリ、17. ウグイス、18. エナガ、19. メジロ、20. ムクドリ、21. シロハラ、22. ツグミ、23. ルリビタキ、24. スズメ、25. ハクセキレイ、26. シメ、27. カワラヒワ、28. ドバト、29. ホンセイインコ