住宅地を歩き始めると、遠くの地上に鳥がいるのが見えます。次の瞬間、正面から向かってきた鳥は中型。わたしの「天然知能」は、鳥が地上にいたことを加味して、イソヒヨドリの可能性を提示しました。咄嗟に手元のカメラのスイッチを入れて構えましたが、フォーカスは外れました。横切った鳥のシルエット、とくに尾羽の長さから、やはりヒヨドリだったことがわかりました。
ヤマガラのさえずりを聞きつつ最初の観察地へ着くと、ケヤキの高木を移動していく小鳥が見えました。いきなりセンダイムシクイです。開けた場所なので飛翔を狙う絶好の機会でしたが、想定外だったので、とまりは暗い林の設定になっているわ、飛翔設定のつもりで違う設定を選ぶわ、まあダメダメでした。その後も飛翔かとまりかで心はブレて、ことごとく裏目に出るのでした。まあ、これも経験です。
4個体いたムシクイはやはりセンダイムシクイ。この時期はやはりセンダイなのでしょうね。別の場所でもセンダイムシクイが見つかり、これで4日連続となりました。
池に出ると、いつものカワセミがいたのでダイビングを狙います。撮影にはまた失敗しましたが、水面から出てきたカワセミはその場でぴょんぴょんと3回もダイビングし直してくれた(!?)ので、さすがに撮影できました。背を向けていましたが。それは水面で跳ねるような謎の行動でしたが、写真を見返すと理由がわかりました。獲物のモツゴに水草がからみ、切れなかったのです。3回目でようやく水草が切れて、飛行することができたというわけです。
1. カルガモ、2. キジバト、3. カイツブリ、4. カワウ、5. カワセミ、6. コゲラ、7. オナガ、8. ハシボソガラス、9. ハシブトガラス、10. ヤマガラ、11. シジュウカラ、12. ヒヨドリ、13. エナガ、14. センダイムシクイ、15. メジロ、16. ムクドリ、17. スズメ、18. ドバト、19. ホンセイインコ