雲一つない青空。快晴です。住宅地は静かで、ハクセキレイの声くらい。上空をカワラヒワが飛んでいきました。
最初の観察地に入ると、ヤマガラが3羽集まっていました。井戸端会議?の場はエゴノキ。実の在庫は残りわずかとなっています。ヤマちゃんたちは今までと変わらず、せっせと食べたり運んだり。
林の中心部も静かでしたが、大きなムクノキを眺めると、高い位置にかすかな動きが見えました。双眼鏡で確認するとシメでした。実の中の種子を取り出し、砕いて食べます。手はありませんから、じつに器用です。ツグミのぐぜりがかすかに聞こえていましたが、しばらくすると実を食べにきました。とくに収穫なく歩いていると、ピュルリピュルリとリュウキュウサンショウクイの声。シーというシメの声も聞こえました。
その後、ウソの声に気づいたので目を凝らしていると、遠くの葉っぱ越しに動く鳥のシルエットが目に入りました。証拠確保とばかり素早くカメラを向けると、カワラヒワでした……まあいい写真はあるし、今シーズンの写真は仲間たちが押さえているから、いいのですが。
あまり鳥が見られなかったので気分が下がっていましたが、たまにお会いする留学生のマヘサさんと話をしていると、アオジがやぶから木の上に上がってきてご挨拶。飛翔も見せてくれました。
池にカワウの姿はありません。コロニーの跡を見ると虚しくなります。カモも数えはじめてから20年間で最も少なく、池の環境悪化を実感します。伐ってはいけない木が伐られたり、中身がなくて役に立たない案内板が設置されたり、公園の管理に関しては、この先思いやられる状況です。
1. カルガモ、2. マガモ、3. キンクロハジロ、4. キジバト、5. オオバン、6. カイツブリ、7. ゴイサギ、8. アオサギ、9. カワセミ、10. コゲラ、11. リュウキュウサンショウクイ、12. ハシボソガラス、13. ハシブトガラス、14. ヒガラ、15. ヤマガラ、16. シジュウカラ、17. ヒヨドリ、18. ウグイス、19. エナガ、20. メジロ、21. シロハラ、22. ツグミ、23. スズメ、24. キセキレイ、25. ハクセキレイ、26. シメ、27. カワラヒワ、28. アオジ、29. ドバト、30. ホンセイインコ