今日も暑さが厳しい日です。林の中で32℃ありますから、日なたは焼かれるような暑さでしょう。
今朝は林の入り口でヤマガラのウェルカムソングがなくて寂しかったのですが、最初の観察地で迎えてくれました。今シーズンはなりのよいエゴノキの実に囲まれていました。さらにセンダイムシクイもお目見えです。3個体、もしかすると4個体いたかもしれません。周囲にはシジュウカラ、メジロ、コゲラもいました。3日連続の真夏のセンダイムシクイ確認に気をよくして探索を続けると、今度はひとまわり大きく、飛んだときに赤みのある茶色の翼が広がって印象的な鳥に出会いました。サンコウチョウです。秋季初認で、例年よりも少し早い確認でした。サンちゃんは、コゲラ、センダイムシクイ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロからなる大きな群れに混じり、行動していました。ひらひら飛んだり、くるくる飛んだり、元気いっぱいです。周囲にはセンダイムシクイが複数いますが、観察している仲間はサンちゃん命で、ムシクイはスルーされていました……。

今月下旬にはサンコウチョウが確認されるだろう、ということを先日このブログに書いたばかりでした。「身近な野鳥の観察図鑑 増補改訂版」のP.13にも「8月下旬、サンコウチョウが渡ってきてシジュウカラやメジロの群れに混じる」と具体的に書きました。この地で20年間見ているので、自然史の傾向をつかんでいます。今日確認した個体が若鳥ということも、「秋は若鳥が多い」と図鑑に書いた通りで、何回も確認しているのでそう書いています。ドヤ顔をしたいわけではありません。「旬」がわかり、予測することができるので、継続的に観察し、記録することをお勧めしたいということです。
ちなみにこのところエナガを見かけておらず、あれだけ大きな混群にもいなかったので、やはり避暑地にでも移動しているのだろうと疑っていました。ところが午後、蝉時雨にかき消されるようにチチチチという声が聞こえました。スダジイの暗がりを見上げて目を凝らしていると、小鳥が動く影が見えます。双眼鏡で確認するとエナガでした。エナガは2羽で過ごしていて、チチチチと鳴き交わしていました。
1. カルガモ、2. キジバト、3. カイツブリ、4. カワウ、5. カワセミ、6. コゲラ、7. サンコウチョウ、8. ハシボソガラス、9. ハシブトガラス、10. ヤマガラ、11. シジュウカラ、12. ヒヨドリ、13. エナガ、14. センダイムシクイ、15. メジロ、16. スズメ、17. ドバト