2025年5月1日の井の頭公園での野鳥観察記録

野鳥観察情報

快晴でこの時期らしく過ごしやすい気候です。住宅地を歩いていると、サンショウクイの鳴き声が聞こえました。ピュルリルリ ピュルリルリという若干節のある鳴き方から、リュウキュウサンショウクイではなくサンショウクイだとわかります。
今朝は無風でした。このことが、この後の観察でカギを握ることになります。最初の観察地は静かでしたが、遠くからキビタキのさえずりが聞こえました。ひと通り確認をしてから、さえずりの方向へ移動します。鳴き声は高木の上のほうから聞こえますが、目視で姿を捉えることができません。掟破りですが、声の方向を双眼鏡を使って確認します。視野にはキビタキの体の部分も入ってきませんでした。これは絶対に葉隠れなので、あがいても無駄です。開けた位置を中心にじっと待ち、向こうから出てくるのを待ちます。少し待つと、葉が揺れました。飛んだ距離が短かったのか鳥の影を捉えることができませんでしたが、葉が揺れた位置を双眼鏡で確認すると、喉の妖艶な橙色が視野に入ってきました。このときキビタキの全身は細かな枝に阻まれていましたが、なおも待っていると、見やすい位置に出てきてさえずってくれました。
林ではアカハラがキョロンキョロンと鳴いています。まだ残っているシロハラの可能性もあるのですが、ジューという強い声の地鳴きはアカハラ特有のものです。友人によるとエゾムシクイも複数鳴いていたそうな。池で見かけなくなってきたカワセミの鳴き声が、玉川上水から聞こえました。池にはキンクロハジロもオオバンも見当たりませんでした。

1. カルガモ、2. キジバト、3. カイツブリ、4. カワウ、5. オオタカ、6. カワセミ、7. コゲラ、8. サンショウクイ、9. オナガ、10. ハシボソガラス、11. ハシブトガラス、12. ヤマガラ、13. シジュウカラ、14. ヒヨドリ、15. ツバメ、16. エナガ、17. エゾムシクイ、18. メジロ、19. ムクドリ、20. アカハラ、21. キビタキ、22. スズメ、23. ドバト、24. ホンセイインコ

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