空梅雨のせいで、6月頭に新調して以来1ヶ月半出番のなかったレインシューズ。今日こそは空振りでもよいのでと、履いて外へ出た途端、ざあーっと雨が滝のように降ってきました。でもカメラのレインカバーや雨具、タオルまで準備は万端です。雨はしばらくすると上がり、薄日が差しました。昨日と同じ傾向で、その都度備えを変えます。林へ入っても鳥の声は少ないのですが、キシキシキシとヒヨドリ幼鳥の声が聞こえます。見ると、ミズキの傘の下で3羽が雨宿りしていました。いつもならすぐに撮影にかかりますが、このときは再び雨が降っていたので、傘をさし、レインカバーをかけてしまっていることで、対応が遅れてしまいました。雨が止んでいるときと、撮りたいと思うときがなかなか一致しないのが悩ましいのです。
シジュウカラやメジロの声をようやく捉え、探索を続けていると、目の前を小動物が横切りました。私の「人間知能」は、大きさ、色、フォルム、質感、動き方、周囲の環境と状況、過去の経験からネズミではなくモグラだと認識します。ここまで1秒かかっているでしょうか。次に傘を置き、カメラのレインカバーを外しにかかります。レインカバーは緩んでカメラが濡れないように、ドローコードで絞っているのですが、これがネックとなり、いつも外すのに手間取ります。ようやく緩めて撮影できる体制になるのにさらに2秒。モグラの動きを目で追いつつ、カバーを外しながら、現在の撮影モードと、現場の暗さから感度を大幅に上げないと撮影が困難であることを考えています。この間、モグラは道を横切って後ろ姿に。露出を上げてモグラを追いますが、予想より暗くてAFがモグラを捉えてくれません。結局、貴重なチャンスを逃すことになりました。こうしてたまに自身の「人間知能」を振り返ってみると、結構複雑なことをしていることがわかり、興味深いです。身体の動きを含めて考えると、AIには真似できません。
池に降りると雨がシャワーのように降り注ぎました。2回目の子育て中のカイツブリをちらっと観察。かわいい4羽の子たちをかいがいしく世話する一方、最初に育てた子を執拗に追い払っていました。
1. カルガモ、2. カイツブリ、3. カワウ、4. オオタカ、5. コゲラ、6. ハシボソガラス、7. ハシブトガラス、8. シジュウカラ、9. ヒヨドリ、10. ツバメ、11. メジロ、12. ドバト