保冷剤ベストのみで観察へ。ファンの音を気にせずに観察できました。林に到着するとクマゼミの声。熊本では合唱を聞いてきましたが、井の頭公園では今シーズン初確認です。
最初の観察地でかすかな声を拾い、メジロの姿を捉えました。シジュウカラも一緒に行動しています。ビチッ ビチッという小声が聞こえ、メボソムシクイかオオムシクイが混群にいるのではと直感しました。木陰に入り、じっと動かずにムシクイの姿を探します。メジロはやはり小声しか出さず、木陰で羽づくろい。換羽の時期だから、かゆいのでしょうね。周囲をよく観察すると、2羽並んで羽づくろいし、ラブラブの相互羽づくろいも見られました。人目をはばかって木陰でデートとはなかなかやります。この暑い時期にぴったりな行動ですね。メジロは木陰で「落ち虫狩り」をしていました。落ちた虫を追って地上に降りる場面も。外からは見えませんが、木陰に入って観察すると、見えてくるものです。
なおもムシクイを探していると、エナガが現れました。なんと無言です。しかも混群の中に1羽だけのようす。社会性のある鳥の代表格ともいえるエナガが混群の中とはいえ1羽きりで、コミュニケーションのための地鳴きもしないのですから驚きですし、これでは見つからないわけです。しばらく動きを観察してみると、とまっている時間が「通常運転」に比べてかなり長いのに気づきました。すばしっこいエナガが、枝にじっととまっている。今までよくわからなかった真夏の換羽期の行動の一端を、垣間見たような気がしました。エナガは無言ではなく、極めて小さな声でつぶやいています。その音の中に、メボソムシクイやオオムシクイの地鳴きである、ビチッに似た鳴き声があることがわかりました。おそらく通常のジュールの鳴き声を小さく力なくすると、ビチッに似て聞こえるのでしょう。カメラにガンマイクを装備してくればよかったと後悔しました。混群が流れていったところで最初の観察地を離れ、林の中心部へ。ハシブトガラスはミズキの実を、ヒヨドリはウワミズザクラの実を食べていました。別のメジロの群れを見つけて観察していると、ヒヨドリ大の鳥がいます。幹から幹へ飛び移ったので、アオゲラだとわかりました。観察すると、初列風切がある程度抜けていて、翼が頼りない印象です。これが換羽期の姿ですね。アオゲラが幹の後ろに回り込んで見えなくなったので、再びメジロを観察していると、センダイムシクイがいました。写真は撮れませんでしたが、例年8月上旬に確認する傾向どおりです。昨日のキビタキを皮切りに、秋の渡りが始まったようです。
池に降りていくとカイツブリ2羽がある程度近い距離に。1羽がもう一方に近づきますが、接近された子は距離を取ります。仲が悪いわけではないようですが、どうも息が合わないようです。
1. カルガモ、2. カイツブリ、3. ゴイサギ、4. アオサギ、5. コゲラ、6. アオゲラ、7. ハシボソガラス、8. ハシブトガラス、9. シジュウカラ、10. ヒヨドリ、11. ツバメ、12. エナガ、13. センダイムシクイ、14. メジロ、15. スズメ、16. ドバト