2026年7月3日の井の頭公園での野鳥観察記録

野鳥観察情報

雨上がり、空気がやや冷んやりしています。以前、イソヒヨドリがさえずっていた遠くのマンションに鳥のシルエットが見えました。いた!と双眼鏡で確認すると、ヒヨドリでした。

広報担当に頼まれて、スズメとヒヨドリの音声データを探しましたが、手持ちにありませんでした。それならと録音を試みますが、自宅周辺の比較的静かな住宅地でも、ノイズの多いこと。自動車の音はもちろん、通行人の足音、自転車、話し声、上空を通過する航空機、遠くのサイレンなど、「街の音」は枚挙に暇がありません。自分の聴覚では鳥以外の音をノイズキャンセルしているのですが、録音となるとそうはいきません。野鳥の音声の専門家であった故・松田道生さんが「市街地はノイズが多すぎる。きれいな録音は山奥に入らないと困難」という趣旨の原稿を書いていたのを思い出しました。そんなわけで、録音失敗で林へ。

最初の観察地に、蟻浴するハシボソガラスの姿はありませんでした。ニッとツバメのひと声が聞こえたので見上げると、飛んでいくアマツバメの姿が。ツバメとは別にいたのです。撮影してヒメアマかアマかを見分けたいところですが、空が見える範囲が狭いので、すぐに見失ってしまいました。旋回して戻ってきてくれるのを期待して待ちましたが、希望通りの展開にはなりません。しばらく待って、移動することにしました。

シンボルツリーにオオタカがとまっていて、羽づくろいしていました。そこにツバメがモビングをかけます。パピー パピーという警戒声で鳴きながら、つがいが交互にタカの近くを飛んで威嚇しています。もちろんオオタカは動じることなく、近くを飛ぶツバメを目で追っています。カラ類の混群がオオタカを威嚇するときも、警戒声で鳴きながら周囲を囲むのですが、オオタカは動じません。にぎやかなだけで、かわいいくらいです。オオタカが飛び立ったので移動し、池へ降りていきました。

いつもの橋を渡りかけると、対岸の暗がりにゴイサギが見えました。最近見かける子に特徴が似ています。移動のために飛び立つのを期待しましたが、ほとんど動きません。橋の上で周囲を見回すと、別の場所にゴイサギの幼鳥がいます。さらにカワセミの声。遠くからこちらの方向へ飛んできたので待ち受けましたが、ゴイサギ幼鳥に近い位置にとまりました。カワセミも幼鳥で、全体に黒っぽい姿です。こうなるとターゲットは3つ。どの子が飛ぶでしょうか。分散して狙いが絞れませんが、幸いすべて180°以内にいるので、振り向かなくても目は届きます。最初に動いたのはカワセミで、小さく移動しました。その後、ゴイサギ幼鳥のほうへ動物園のスタッフが近づいていくのに気づきました。狙いを定め、飛び立ちから飛翔を連写。ゴイちゃんは茂みに消えました。次に、2人の調査員が池に入り、フローターでゴイサギ成鳥のほうへ近づいていきます。ゴイサギが逃げるコースを考え、先回りしようと移動すると、別のゴイサギが突然現れ飛んでいきます。慌てて連写しました。あとは初めのゴイサギですが、調査員の動きが思いのほかゆっくりで、まったく逃げません。時間切れとなり、池を離れましたが、観察と予測、対応の駆け引きを楽しむことができました。ツバメ20羽ほどの群れに出会いましたが、アマツバメは混じっていませんでした。

1. キジバト、2. カイツブリ、3. ゴイサギ、4. オオタカ、5. カワセミ、6. コゲラ、7. オナガ、8. ハシボソガラス、9. ハシブトガラス、10. シジュウカラ、11. ヒヨドリ、12. ツバメ、13. メジロ、14. ムクドリ、15. スズメ、16. カワラヒワ、17. ホンセイインコ

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