2026年6月27日の井の頭公園での野鳥観察記録

「シャワー」を浴びる?オオタカのメス 野鳥観察情報
「シャワー」を浴びる?オオタカのメス

台風2連発で関東甲信の雨量が200ミリという予報だったので、前日に観察会の開催を中止しました。ところが朝起きてみると、雨はほぼ降っていません。天気のことなので仕方ないのですが、すっきりしない気持ちで、降っていないのならといつも通り一回りしました。外は大雨で、今日は家にこもっているイメージだったのですが……

イソヒヨドリは見当たりませんが、向かいの棟の避雷針にオナガがとまりました。過去にはモズが何回かとまったことがあります。なんでそんな細いところにとまるんかいなと思いつつ撮影。ほどなく飛び立ったので、見送って住宅地を進みました。ゲーという声はムクドリ。アンテナの上にとまっているのを確認しつつ、進みます。林へ入ると大きい水たまりができています。長靴で出て正解でした。

最初の観察地にはシジュウカラの群れがいました。低い位置で数羽が動いていたので、例の虫目当てだと見当をつけました。地上に降りた幼鳥がくわえているのは、ろう状物質で覆われたハゴロモの幼虫。小鳥たち、相変わらずハゴロモに夢中。秋に気温が下がって虫がいなくなるまで、地上でのハゴロモ採食が続くのでしょうか。ニッというひと声で上空をツバメが飛んでいることがわかります。見上げると案の定でしたが、別の1羽の形と羽ばたき方が違いました。アマツバメのなかまです。以前ならヒメアマツバメと言い切っていましたが、先日アマツバメを確認しているので、ここは写真を撮影して同定したいところ。ところが、傘を下ろしたりレインカバーを外したりしているうちに、民家や木々にさえぎられて見えなくなってしまいました。残念です。気を取り直して探索を進めると、花が咲いているトウネズミモチの木にシジュウカラとメジロの群れがいて、やはりハゴロモらしきを追っていました。成虫は飛んで逃げるのですが、それをメジロが空中で捕らえようとして何回か失敗。シジュウカラは花のところでホバリングしています。小雨が降る中ですが、小鳥たちは活発です。

探索を進め、いつも確認するシンボルツリーを見上げるとオオタカがとまっていました。オスです。雨が降っているのに、なんで剥き出しの場所にとまっているんだろうとわたしは首を傾げました。ヒノキ林の中にいたほうが雨よけになるのに。背を向けているのを真下から見上げるのもうまくないので、少し離れて撮影できる位置を探します。ところが、これがなかなか見つかりません。周囲を歩いて確認しましたがことごとく木々にさえぎられ、よい撮影場所がないのです。仕方ないので元の場所へ戻って飛び立つのを待っていると、右手からメスのひと声が聞こえました。メスは飛んできて、オスがとまっていた位置のすぐそばにとまります。オスは追い出されるか、あるいは嫌がるように、近くの枯れ木にとまりました。ほどなくメスは、翼を広げます。たまに羽繕いしたり、頭を掻いたり。まるでシャワーを浴びているかのように見えます。水たまりでの水浴びがお風呂なら、降ってくる雨を浴びるのはシャワーというところでしょうか。近くにとまっているオスも、同じことを始めますが、とまっている位置がとても狭いので、バランスを崩しかけて翼を広げきれません。メスが堂々と翼を広げ、片脚を上げてドヤ顔?なのに対し、オスはおそるおそる翼を少し広げるだけです。どうもこのペア、息が合わないんですよね。今の新しいメスに代わってから、相性がよくない。どちらかが飛び立つのを待ちながら「シャワー」を観察。ツバメが何回かオオタカの近くをかすめると、オオタカは視線で追いかけます。オオタカの存在に気づかなかったのかカワラヒワが近くにとまり、警戒鳴きします。オオタカはそんなことまったく気にも留めません。最初にオスを見つけてから、すでに1時間近くが過ぎました。2羽ともすぐに飛び立つようには見えません。戻ってからデスクワークもあるので、飛び立ちの撮影をあきらめてその場を離れました。

池に降りるとカワウが翼を広げて干しています。オオタカはシャワーのために翼を広げ、カワウは乾かすために翼を広げる。いや、オオタカも翼を広げて干していたのでしょうか。でも雨がしっかり降っている中では乾かないし、やはりあえて翼を広げてシャワーを浴びていたのだと思います。

1. キジバト、2. カイツブリ、3. カワウ、4. オオタカ、5. コゲラ、6. オナガ、7. ハシボソガラス、8. ハシブトガラス、9. ヤマガラ、10. シジュウカラ、11. ヒヨドリ、12. ツバメ、13. エナガ、14. メジロ、15. ムクドリ、16. スズメ、17. カワラヒワ、18. ホンセイインコ

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