今日はダメな日でした。
まずはグローブの失敗です。長年の課題である操作性と保温性に折り合いがついた、ファイントレックのエバーブレスウィンタートレイルグローブ。かなりヘタっていて、保温性が低下しているのを体感していたので、同じモデル同じサイズで新調しました。これが失敗で、驚くほど操作性が落ちました。カメラの小さなボタンが押せない、ダイヤルが回せない。使い込んでヘタっているからこそ、カメラをスムーズに操作できていたのですね。観察によって瞬間を見つけ、素早く操作して撮影するわたしにとって、保温性よりも操作性が最優先なのはいうまでもありません。そしてそれは毎日のことですから、使っていくうちに馴染んでくるというわけにはいかず、元のヘタったグローブを使い続けることにします。ただ、保温性に関して我慢できてもいつかは破れるでしょうから、そのときどうするかですね。グローブを無理やりヘタらせて使う???
そんなわけで、今朝は右手のみグローブを外すなどしながら探索しました。カキノキレストランと、ビワの花園のようすを確認し、進みました。風は収まったのですが、鳥の出は低調です。シロハラ、ツグミ、シメの冬鳥御三家は確認し、樹上に残ったシデの実をひっそりと食べるカワラヒワの群れも見つけました。
特筆することもなく池に降りて、カモセンサスを行いました。全池のカモの個体数をカウントする調査で、2005年から続けています。
カモがほとんどいない今シーズンの結果は、数えるまでもないものでした。全池のカモの総数はたったの25羽。ほとんどはカルガモで、冬ガモはたったの7羽です。わたしは2000年ごろから井の頭公園で野鳥を観察していますが、冬場カモがほとんどいないのは初めてのことです。追い出されてしまったカワウの姿もなく、池の生物多様性は最悪の状態です。管理者である東京都西部公園緑地事務所と、環境保全に関わる団体には、この池の現状をよく考えて、生態系復活に取り組んでもらいたいと切に願います。いろいろな意見があるのは当然ですし、できるだけ尊重したいですが、結果がこの状態です。うまくいっておらず失敗なのは誰の目にも明らかです。井の頭池に関しては自然再生に成功した実績があるのですから、協力し合えば実現できることです。
昨日見かけたヨシガモのオスは予想通り残っていましたが、明日にはいなくなるでしょう。
1. ヨシガモ、2. カルガモ、3. キンクロハジロ、4. キジバト、5. オオバン、6. カイツブリ、7. カワウ、8. アオサギ、9. オオタカ、10. コゲラ、11. ハシボソガラス、12. ハシブトガラス、13. ヤマガラ、14. シジュウカラ、15. ヒヨドリ、16. エナガ、17. メジロ、18. シロハラ、19. ツグミ、20. シメ、21. カワラヒワ、22. ドバト、23. ホンセイインコ