今シーズンいちばんの冷え込みで、初霜を確認しました。真冬の装備でしっかり防寒し、ぽかぽかな状態で歩きます。林の一角に切り拓かれた場所があり、通りかかったときにチャッ チャッ チャッとウグイスの鳴き声が聞こえたので、目を凝らしました。アオキに細かい動きが見えます。枝が邪魔しない位置にお出ましで、撮影させてもらいました。大きなムクノキには今朝もシメが数羽、追いかけあっています。少し前にオオタカとツミがやりあったようで林は静かでした。
収穫なく探索を進め、カワラヒワ軍団が朝食をガツガツ食べているのを眺めます。ふと、小鳥がスッとイロハモミジにとまったのが見えました。よし、紅葉したモミジと小鳥の組み合わせだ!とファインダーを覗くと、ルリビタキでした。ルリ子は向こうを向いていたので、(こっち向いてー)と心の声を送りましたが、そのまま飛び去りました。みると、ヒサカキの実を採食しています。ひと粒ふた粒くわえ、玉川上水の暗がりに入っていきます。しばらくすると、今度は真っ赤になったイイギリに上っていき、ひと粒くわえましたが、ヒヨが黙っていませんでした。ルリ子は再び上水の中へ。そんなようすを高台から観察。しばらくすると、再びヒサカキの実を食べました。で、上水へ。玉川上水が逃げ場所・隠れ場所となっているのを示してくれているようでした。このまま居着いてくれるとよいのですが、こればかりはルリ子の気分次第です。
池はさみしい限り。わずかにいるキンクロハジロはムクノキの真下に集まっています。樹上でドバトが実を食べるとき、食べこぼしを落とします。彼らは種が目当てなので、果肉は不要。ポイ捨てします。キンクロたちはそのおこぼれを待っているのです。この先、ムクノキの実がなくなったら、キンクロたちはいなくなるでしょうか。残るでしょうか。
七井橋の上で三脚を広げてカワセミを撮影している人が3人いました。こういう往来が多い場所では三脚の使用は自粛すべきです。また、観察窓を占有するために三脚を使うのもマナー違反です。それ以外、広い場所で三脚を使うことには何ら問題がありませんし、とくに動画の撮影では三脚は不可欠です。ところがマナー警察みたいなのがいて、三脚使用=マナー違反と考え、文句を言ってきます。それもまったくおかしな話。物事の本質をよく考えてほしいものです。
その三脚トリオの背後で、ジョウビタキが池を渡っていたのを観ていたのは私だけでした。ジョビ男にも居着いてほしいものです。
1. カルガモ、2. キンクロハジロ、3. キジバト、4. オオバン、5. カイツブリ、6. アオサギ、7. オオタカ、8. カワセミ、9. コゲラ、10. ハシボソガラス、11. ハシブトガラス、12. ヒガラ、13. ヤマガラ、14. シジュウカラ、15. ヒヨドリ、16. ウグイス、17. メジロ、18. シロハラ、19. ツグミ、20. ルリビタキ、21. ジョウビタキ、22. キセキレイ、23. ハクセキレイ、24. シメ、25. カワラヒワ、26. ドバト、27. ホンセイインコ