2025年10月21日の井の頭公園での野鳥観察記録

野鳥観察情報

今日もどんより空。今月は秋晴れを楽しめる日が何日あったでしょうか。冷え込みを感じ、中間着にフリースを羽織り、薄手の手袋を持って出陣です。住宅地で友人とその愛犬に挨拶していると、モズの高鳴きが聞こえました。以前、マンションの向かいの棟の避雷針で高鳴きしていたメスで、なわばりの拠点を少し変えています。外国の鳥の話などしながら、そのまま一緒に散歩。林の入口で別れました。

最初の観察地は比較的静かで、昨日雨天中止にしたミズキ観察に行こうかと思いますが、焦らずしっかり探索してまわることにしました。友人が来たので今朝の観察についてあれこれ話していると、ハトが飛び出して、近くの木にとまりました。エゴノキから飛んだように感じたので、種子を食べるキジバトを連想しましたが、念のために確認してみます。すると、トケンでした。終始、体が向こうを向いていたので、胸から下腹にかけてがよく見えなかったのですが、明らかに小さくて胸から腹にかけての横斑の間隔が広く、虹彩が黒目に見える暗色だったので、ホトトギスと同定しました。やはり念のために確認することは大切です。今までにも、キジバトだろうと思っていたのがアオバトだったり、ツミだったりという経験があります。昨年、ホトトギスを見つけたときも、やはり最初はキジバトかなと思ったものです。
ホトトギスを観察中、フクロウのひと声が聞こえました。ホトトギスは最初羽毛をふくらませていましたし、目も完全に開いていないようで、少し弱っているようにも見えました。ところが、フクロウの声に顕著に反応し、周囲を警戒し始めます。最後は鳥たちの隠れ家になっている林の暗がりに入りました。
探索を再開すると、遠くからツィーッというツグミ属の声が聞こえました。見上げると、離れた上空をヒヨドリ大の鳥が数羽飛んでいます。跳躍飛行ではないので、先ほどの声と合わせてツグミ属だと考えてよさそうです。撮影できる距離ではなかったのが残念ですが、シロハラやアカハラの可能性がありそうです。冷え込むと、こういう動きがありますね。昨日、ヒガラに出会ったという方に写真を見せていただき、全国でクマの出没が多いことと、先日のオオアカゲラ出現のことを考え合わせました。
なおも探索を進めていくと、キビタキの地鳴きが聞こえ、それとは異なるぐぜりのような声が聞こえます。ルリビタキのさえずりを崩したような感じでしたが、姿は見えません。その後、鳥の影を捉えるとマミチャジナイでした。先ほどの声と同一かどうかはよくわかりませんが、見つけることができてうれしいですね。
池にコサギの姿はありませんでしたが、キセキレイが降りてきました。私の観察終了後、同じ場所にオシドリもやってきたそうです。

1. オシドリ、2. ヒドリガモ、3. カルガモ、4. キンクロハジロ、5. ホトトギス、6. キジバト、7. オオバン、8. カイツブリ、9. カワウ、10. コゲラ、11. モズ、12. ハシボソガラス、13. ハシブトガラス、14. ヤマガラ、15. シジュウカラ、16. ヒヨドリ、17. ウグイス、18. エナガ、19. メジロ、20. ムクドリ、21. マミチャジナイ、22. キビタキ、23. スズメ、24. キセキレイ、25. ハクセキレイ、26. ドバト、27. ホンセイインコ

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