2025年12月4日の井の頭公園での野鳥観察記録

野鳥観察情報

冷え込みました。寒いというより冷たいという感覚。でも空は蒼く澄み、空気がおいしく感じます。気持ちのよい朝です。

住宅地は静かで、鳥の気配といえば遠くでハシブトガラスが鳴いたくらいでした。スズメは寝坊でしょうか。最初の観察地に鳥は少なく、比較的静かです。次に移動を始めると、上空をタカが帆翔しているのに気づきました。澄んだ青空に浮かんだオオタカは朝日を受けて、神々しく見えます。羽ばたきが多いのは、上昇気流が足りないからでしょう。オオタカはある程度上昇してから吉祥寺駅方向へ滑空して去りました。

林で友人に会い、ハイタカがやってきて、とまり。それをオオタカが追ったという観察を教えてくれました。先ほどのオオタカとつながり、物語が見えてきます。

ムクノキにはシメが数羽。在庫が少なくなった実を食べています。実をくわえたあとに、ぽろっと果肉を落とすようすが見えました。シメのお目当ては中の種。まわりの果肉は不要なのです。傍らではシジュウカラが賞味期限切れのミズキの実をくわえて、ポイと捨てました。実の中に虫の気配を感じたのでしょうか。気づいたときには捨てるところだったので、前段の動きはわかりませんでした。

公園の広い範囲にカワラヒワの群れがいて、シデの実をせっせと食べています。150羽ほど確認していますが、さらに数が増えたかもしれません。

池にはあざやかな羽色のホシハジロがいました。でもカモは極端に少なく、潜水採食するキンクロハジロとホシハジロが少数いるだけです。ヒドリガモのような水面採食ガモは、一年中いるカルガモ以外ほとんどいません。飛来しても、いなくなってしまいます。池に食べるものがないからです。カワウの姿も見かけませんでした。

1. カルガモ、2. ホシハジロ、3. キンクロハジロ、4. キジバト、5. オオバン、6. カイツブリ、7. ゴイサギ、8. ハイタカ、9. オオタカ、10. コゲラ、11. ハシボソガラス、12. ハシブトガラス、13. ヒガラ、14. ヤマガラ、15. シジュウカラ、16. ヒヨドリ、17. ウグイス、18. エナガ、19. メジロ、20. シロハラ、21. ツグミ、22. ハクセキレイ、23. シメ、24. カワラヒワ、25. ドバト、26. ホンセイインコ

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