バッタを倒しに行く遠征前に、小一時間の観察。探索を進めますが、ヤブ蚊につきまとわれるだけで、小鳥が見つかりません。そんな状況でしたが、ようやく混群の声が聞こえました。メジロの声が多く、ヤマガラの声が混じる。最近新たに加わった観察地のほうから聞こえるので、両種が何をしているかは頭に描けます。少し行くのが面倒な位置ですが、観に行きました。
案の定、ヤマガラはエゴノキの実を食べ、メジロは虫を食べまくっていました。渡りがいないかなと探していると、2羽のメジロが照葉樹の暗がりに入り、距離が近いのに気づきました。近いというか、身を寄せ合っています。久しぶりに見る「メジロ押し」です。2羽はお互いに羽づくろいを始めました。してもらっているほうは、気持ちよさそうにしています。かわいすぎる! 群れは活発に飛び回って採食しているのに、この2羽だけが木陰でデートしているのです。もともとつがいなのか、この瞬間につがいになったのか。距離が近すぎるとケンカになるはずです。2羽はどんな気持ちで、どんなコミュニケーションを取っていちゃいちゃしているでしょう。大変興味深い観察でした。向かって左の子がすごく甘えていて、右の子に体を預けてしまうほどメロメロになっているのがかわいくて、観察しているわたしももうメロメロでした😍
1. カルガモ、2. キジバト、3. カワウ、4. ゴイサギ、5. コサギ、6. ツミ、7. アオゲラ、8. サンコウチョウ、9. オナガ、10. ハシボソガラス、11. ハシブトガラス、12. ヤマガラ、13. シジュウカラ、14. ヒヨドリ、15. エナガ、16. メジロ、17. ムクドリ、18. スズメ、19. ドバト、20. ホンセイインコ