快晴で無風。すっかり茂った林で夏鳥を探すのにはよい条件です。サンコウチョウやキビタキ、オオムシクイやメボソムシクイが期待できる時期ですが、鳥の姿は見えず、鳴き声も聞こえません。
諦めずに探索を進めていると、ギャー ウォーという獣のような声が聞こえました。はじめハクビシンかなにかかと思いましたが、中型以上の鳥類の可能性もありそうです。その場で探索していた友人とともに声が聞こえたほうをしばらく注視しましたが、相手は見えませんでした。移動して角度を変えるなどしてみましたが、謎の声の主は見つからず。元の場所に戻ることにしました。しばらくすると、ホホ ゴロスケホッホとフクロウの声が聞こえました。そういうことか！ これで獣のような声の主の正体がわかりました。フクロウのメスです。メスは獣のようなにごった声で鳴くのです。澄んだゴロスケホッホはオスの声です。つまり、雌雄がいるということです。その後、オスは何回も鳴きました。声の方向を探しますが、姿は見えません。メスの声は最初だけでその後は聞こえず、オスのゴロスケホッホのみが何度も聞こえます。声の方向では何羽かのハシブトガラスがいきり立つような声も聞こえました。早朝にはフクロウの羽を数枚拾った人もいます。気になるところですが、時間切れでその場を離れました。
1. キジバト、2. カイツブリ、3. カワウ、4. アオサギ、5. オオタカ、6. フクロウ、7. コゲラ、8. オナガ、9. ハシボソガラス、10. ハシブトガラス、11. シジュウカラ、12. ヒヨドリ、13. エナガ、14. メジロ、15. ムクドリ、16. スズメ、17. ハクセキレイ、18. ドバト、19. ホンセイインコ