2026年10月5日の井の頭公園での野鳥観察記録

サンコウチョウ 野鳥観察情報
サンコウチョウ

再びどんより曇った空模様で、ときおり雨がぱらつきます。「珍しく」ムクドリとハクセキレイが飛んでいきました。どちらも普通種ですが、わたしの巡回コースでは最近見かけなくなった鳥です。はっきりした理由はわかっていません。少し場所を変えれば、普通にいる鳥なのに。

最初の観察地にメジロの小群はいましたが、渡り鳥は見かけませんでした。軽く周囲を確認し、次の観察地へ向かいます。林へ足を踏み入れると、奥のほうがにぎわっているようす。エゴノキにキジバトがとまっていないか、高木の梢にサメビタキ属がとまっていないか確認し、奥へ移動します。林内で見上げると、小鳥だらけでした。コゲラ、ヤマガラ、シジュウカラ、エナガ、メジロがわんさか飛び回っています。ムシクイが混じっていそうですが、あまりにも「いつもの子」たちが多すぎて、なかなか狙いがしぼれません。しかも動きが激しいので、目視での確認も短時間でする必要があります。見極めようとすると、顔に蚊がとまります。ここが献血会場であることはわかっているのですが、顔に虫よけを塗るのもなんなので、無視して集中します。メジロ多数の中、ホバリングした小鳥がいたので確認すると、キビタキメスタイプでした。やはりこういう状況では、シルエットと動きで見当をつけるのが正解ですね。1羽1羽確認するのは困難です。群れが次第に移動していくので、流れを見てわたしも移動します。

それにしても大きな群れです。風で花や落ち葉が舞い散るように、小鳥たちが流れていきます。全体で100羽以上いるのは確実です。チュルルル チュルルルというキビタキの地鳴きが聞こえました。さっきのメスタイプでしょうか。川のように流れていく小鳥たちを見上げて渡り鳥を探していると、シジュウカラが警戒の声を上げました。周囲の鳥も反応してさらに素速く移動していきます。そのとき、「ギッ」とサンコウチョウのひと声が聞こえました。時期的に少し遅いのですが、長雨で渡りが遅れているのかもしれません。雨あられのように流れていく小鳥たちの中に、ひと回り大きい姿を探しますが見つかりません。混群に参加しているはずのヤマガラが、マイペースにエゴノキの実を採りにきます。実をくわえて移動した子に別の子がからみ、しつこく追いかけました。しつこいと思ったら、からまれたほうがキレたのか、ケンカになりました。とっさのことですし、枝葉の中だったので写真が撮れません。昔のマンガのように、砂埃が立って火花が散るような場面を撮りたかったのですが。大群が流れていったほうに仲間がいて、サンコウチョウがいます、と上を見上げています。やはりあの声は聞き間違いではなかったのだと確認できて、うれしく思いました。小鳥の数は相変わらず多く、渡り鳥探しに苦戦します。群れの流れが少し変わったのを見て立ち位置を変え、高木の隙間のような位置にとまった鳥を確認。なんとか一瞬だけサンコウチョウの姿を捉えることができました。

2番目の観察地で献血しながら、30分以上格闘したでしょうか。すっかり時間がなくなって、各観察定点を手短に確認してまわりました。あれだけ小鳥が集まっていたので、やはりほかのポイントには鳥の影が少ないようです。特にめぼしい観察がないまま池へ降りていきました。池の水はきれいですが、一見してカイツブリが見つからない状況です。キンクロハジロのオスはいましたが、カルガモが見当たりませんでした。池の生物多様性、取り戻したいものです。

1. カルガモ、2. キンクロハジロ、3. キジバト、4. カワウ、5. アオサギ、6. ツミ、7. オオタカ、8. コゲラ、9. サンコウチョウ、10. ハシボソガラス、11. ハシブトガラス、12. ヤマガラ、13. シジュウカラ、14. ヒヨドリ、15. エナガ、16. メジロ、17. ムクドリ、18. キビタキ、19. スズメ、20. ハクセキレイ、21. ドバト、22. ホンセイインコ

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