2026年10月3日の井の頭公園での野鳥観察記録

ツツドリ幼鳥 野鳥観察情報
ツツドリ幼鳥

今日は36回目の井の頭自然さんぽです。さわやかな秋晴れで観察会日和となりました。澄んだ青空を見上げると、みんなが待ち望んでいた秋を感じます。

ざっとひと回りしてから集合場所へ向かいます。いつものように最初の観察地から探索をスタート。シジュウカラの声は少し奥から聞こえました。声のするほうへ近づいていくと、シジュウカラとメジロの混群がいます。長雨が終わっていることで油断し、「危険な高台」に上がりました。ここはものすごく滑りやすく、濡れているときに上がると危険です。もうそんなに滑らないだろうと思い込み、上がって混群を観察します。すると、鋭く飛んだ小鳥が目に留まりました。目視でもメジロより細身で、下嘴が橙色であることがわかりました。混群の中に混じるムシクイです。素速く動くムシクイを捉えようと体を動かした瞬間、滑りました。足は止まらず、体を支えられずに転倒。高価な機材をかばいつつ、上手に転びます。滑りやすく転倒する危険を知っていただけに、鳥に気を取られて滑って転んだことを情けなく思いました。目の前の鳥と足元の両方を意識して、かしこく行動すべきでした。気を取り直し、転倒しないように気をつけつつ鳥も撮影するという体の動きを意識します。その条件で撮影したムシクイは少し小さめに見えました。下嘴は橙色で先端のほうがわずかに暗色。下尾筒に黄色みはなく、頭央線もない。センダイムシクイではないことは確実です。やはりメボソムシクイかオオムシクイに絞られますが、上面の黄色みの少なさ、翼帯が比較的はっきりしていること、下嘴の黒い部分が少ないこと、少し小さめに見えたことからオオムシクイと結論。

滑って転んでムシクイ撮影に奮闘しているうちに時間がなくなり、林の中心部を観察しつつ、集合場所へ急ぎます。池に降りて、キンクロハジロが残ってくれているのを確認しました。

観察会参加者37人を2班に分け、探索を開始。秋晴れの中、ジジジジと鳴きながら体を左右に振るシジュウカラを観察しました。まずは池の鳥の少なさを説明します。あまり見るもののない池を早々に離れ、林の探索へ。あちこち湧水が湧いているのは、長雨の貯金です。地下水位が上がると、湧水として湧いてくるのです。一時的に池の水が澄んでいるのは、そのためです。

シジュウカラやメジロ、コゲラは見つかりますが、渡り鳥はなかなか見つかりません。ようやくキビタキメスタイプ2羽を見つけますが、参加者に見てもらうことはできず、奥へ飛んでいってしまいました。

キビタキメスタイプ

今日もサシバのタカ柱が見られたという話もありましたが、観察会のタイミングには合わず残念です。ヒタキが動くのは何回か見えましたが、とまったはずの位置で見失い、その後動きも見えなくなって行方不明になります。イントロクイズのように短いオオタカの鳴き声を聞いたので観にいくと、姿を見つけたところで飛び去ってしまいました。なかなか厳しい観察が続きましたが、後半にツツドリの幼鳥を参加者全員でじっくり観察できて、よい締めくくりになりました。鳥合わせをして今日の観察会を終了。もっと観てもらいたかったという想いも正直ありますが、運や巡り合わせもあるのが野鳥観察の世界。だからこそ、次がますます楽しみになるのです。次の観察会は11月1日(日)です。

1. カルガモ、2. キンクロハジロ、3. ツツドリ、4. キジバト、5. カイツブリ、6. カワウ、7. ゴイサギ、8. アオサギ、9. ツミ、10. オオタカ、11. カワセミ、12. コゲラ、13. アオゲラ、14. ハシボソガラス、15. ハシブトガラス、16. ヤマガラ、17. シジュウカラ、18. ヒヨドリ、19. エナガ、20. オオムシクイ、21. メジロ、22. エゾビタキ、23. キビタキ、24. スズメ、25. ドバト、26. ホンセイインコ

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