2025年4月8日の井の頭公園での野鳥観察記録

野鳥観察情報

早朝は多少肌寒さもありましたが、すぐに気温が上がってきました。今日の主役はツミです。
最初の観察地では、キーキーキキキキという鳴き声が遠くから何度も聞こえました。ナラ枯れの危険木が伐採されて広くなった空を見上げ見回しますが、ツミの姿は見つかりません。次に声の方向の遠景に見えるクヌギやケヤキ、コナラの木を双眼鏡で確認しましたが、やはり姿はみつかりませんでした。声でツミがいるとわかっているのに、姿を捉えられないのは痛恨の極みです。1羽のイカルが澄んだ声で鳴きながら、上空を通過していきました。悔しさを抱えながら探索を続けます。
ルリ男の生存確認を試みますが、今朝も見つからず。さらに探索していると、プイッ プイッという鳴き声が聞こえました。声の質はツミです。その後、ハトが2羽飛んでいくのを見つめていて、ツミだということが肉眼でわかりました。1羽はやや小さく、下面の橙色みが見えましたからオスです。飛んでいった先は木が生い茂っていて見えませんでしたが、その方向からキーキーキキキキという鳴き声が聞こえました。ハトじゃなくてツミ、正解!と言われているかのようです。シラカシ林は生い茂っていて、とまっている姿は見つかりません。もうええわといつもの巡回コースを歩いていると、先ほどの方向からキーキーキキキの声が何回か聞こえます。暗いし茂っているし、ツミの姿は見えませんでしたが、とまりそうな木を予想して茂みの隙間から双眼鏡を覗くと、とまっていました。虹彩が黄色なのでメスです。胸から腹にかけては細かい横斑のみですから、成鳥と考えてよいでしょう。ツミがとまっているモミはオオタカのとまり木の一つ。いい度胸です。角度を変えましたが見えないので、他の鳥の探索に戻りました。進んでいると、今度はムクノキにツミがとまっています。さきほどのメスのようです。わたしが歩いている間に飛んできたのでしょう。その後、メスの上空を別のツミが飛んでいくのが見えました。直後にメスは飛び立ち、追いかけるように飛んでいきました。ツミはどうも3羽いるようです。
池のほとりに降りると、シジュウカラのオスがメスにイモムシをプレゼント。もう一度するだろうと待ち構えていると、果たしてメスのもとにオスがきましたが、顔が隠れる角度でした。写真としては残念!
池ではカイツブリの子育てが盛んになり、上空をツバメが数羽飛んでいました。

1. ハシビロガモ、2. カルガモ、3. キンクロハジロ、4. キジバト、5. オオバン、6. カイツブリ、7. カワウ、8. ツミ、9. オオタカ、10. コゲラ、11. オナガ、12. ハシボソガラス、13. ハシブトガラス、14. ヤマガラ、15. シジュウカラ、16. ヒヨドリ、17. ツバメ、18. ウグイス、19. エナガ、20. メジロ、21. ムクドリ、22. シロハラ、23. ツグミ、24. スズメ、25. ハクセキレイ、26. イカル、27. ドバト、28. ホンセイインコ

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