天気になり、朝から強い日差しです。住宅地ではとくにイベントは起こらず、早々に林へ入り、日差しから逃れます。
最初の観察地では、リュクリュクリュクとムクドリのにぎやかな声。見るとヤマグワの木に数羽います。果実好きのムクドリらしい行動です。図鑑用に押さえておこうと撮影設定を調整していると、1羽がキュキュルッと大きな声を出して飛び去りました。すると、周囲にいたほかの鳥もつられるように飛び立ち、逃げていきます。群れは少し広い範囲に散開していたようで、最終的に20羽ほどが林から去ってしまいました。このようすを見ていたのか、今までようすを見ていたハシボソガラス数羽も飛び去り、キジバトも足元から飛び立ちました。林に静寂が訪れ、私一人が取り残されたのです。なんもしてないんだけどなぁと、ちょっと悲しい気持ちになりました。サササササと小雨が降っているような音が聞こえました。見ると終わりかけのムクロジの花が、粒のようになって絶え間なく降っています。しばらく「花音」を見上げていました。
探索を進めると、メジロが活発に動いているのが目に入りました。前傾するような姿勢で、枝の上を素早く移動し、次の枝へ移ります。くわしく観察してみると、メジロが動いたあとに、たまに小さな白いものが落ちるのが見えます。これはハゴロモの幼虫が身にまとっているろう状の物質。大量発生しているところを見ると、きっと幼虫はチュウゴクアミガサハゴロモなのでしょう。すでに昨日の観察から見当がついていました。メジロのくちばしを見ると白いものが付いていますし、たまに落ちる白いものを追いかけ、急降下することもあります。しばしばパチッという音が聞こえますが、これが何の音かはいまだにわかりません。メジロが取り憑かれたような素早い動きで食べまくるのは、脂質が豊富なろう状物質だからでしょう。このあと成虫が増えると、シジュウカラが狂喜乱舞して食べます。昨年の秋の渡りではセンダイムシクイ、キビタキも食べていました。
1. カルガモ、2. キジバト、3. カイツブリ、4. コゲラ、5. オナガ、6. ハシボソガラス、7. ハシブトガラス、8. ヤマガラ、9. シジュウカラ、10. ヒヨドリ、11. メジロ、12. ムクドリ、13. スズメ、14. ハクセキレイ、15. ドバト、16. ホンセイインコ