冷え込んだので、冬用のベースレイヤーに薄手のフリースを重ね着して出かけました。もちろん、グローブも欠かせません。最
初の観察地は静かで、昨朝のジョビ男2羽は見かけませんでした。林の中心へ移動すると、ツグミ属の地鳴きが聞こえます。候補は数種いるのですが、独特の強い声を交えるのでアカハラだとわかりました。昨朝数羽の群れを近くで見ているので、同じ群れが今朝も残っているのかもしれません。いずれにしても、暗い林の高い位置にいるらしくて姿が見えないので、10分ほど粘ったあとに移動しました。昨朝もそうだったのですが、時間を置いて再観察すると、出てくるかもしれません。
次に毎朝確認を欠かさない旬のミズキへ。キビタキやメジロが数羽ずついました。鳥は動き回るわ、光は変化するわで苦戦していると、ひと回り大きなヒタキがきました。上尾筒から尾羽にかけて赤みが見えたので、はじめはオオルリのメスだと思ったのですが、風が吹いて葉に隠れている部分が見えると、ジョビ子のようです。葉隠れながら、尾羽を震わせるジョウビタキならではの動きで確認できました。ミズキから少し離れたムクノキあたりからはツグミ属の声。先ほどの群れかもしれません。ムクノキの実を食べに来たかーと確認しに行きましたが、姿は見つかりませんでした。
ジョビ子が去り、キビタキとメジロの動きに新たな展開がなさそうだったので移動しようと思いましたが、アカハラの群れが気になったので、とどまることにしました。すると、声が近づいてきて、ついにミズキに現れました。ただ、葉隠れです。ミズキの実は葉の上につくので、木を見上げていても、鳥が見えないことが多いのです。アカハラは隠れた状態で実を採食すると、近くの茂った位置に隠れてしまいます。しばらく待つと再びやってきますが、数分から10分以上待つことになります。わたしは粘ることにし、葉隠れを見送ることにしました。かぶっている枝や葉を外そうとあがくと、鳥が逃げるからです。じっと待てば、チャンスはやってきます。そうして粘ること40分。見える位置にとまってくれました。その個体にははっきりした眉斑があります。マミチャジナイでした。アカハラとマミチャジナイの混群だったのです。それにしてももうすぐ11月。ムクノキではなく、未だにミズキを食べているというのは、少しスケジュールが遅れているのではと思いました。
池に向かう道すがら、ツミとアオゲラの声が聞こえました。池周りは静かで、リュウキュウサンショウクイの声は聞こえませんでした。
1. ヒドリガモ、2. カルガモ、3. キンクロハジロ、4. キジバト、5. オオバン、6. カイツブリ、7. カワウ、8. アオサギ、9. ツミ、10. コゲラ、11. アオゲラ、12. ハシボソガラス、13. ハシブトガラス、14. ヤマガラ、15. シジュウカラ、16. ヒヨドリ、17. エナガ、18. メジロ、19. ムクドリ、20. マミチャジナイ、21. アカハラ、22. キビタキ、23. ジョウビタキ、24. スズメ、25. ハクセキレイ、26. カワラヒワ、27. ドバト、28. ホンセイインコ