またまた遠征したり、仕事に追われたりで4日ぶりの観察でした。久しぶりに家の周囲を歩くと、キセキレイの声が聞こえました。
最初の観察地にはヤマガラとシジュウカラの混群がいました。エナガの群れもそばにいます。コゲラとメジロの声も聞こえてきますが、少し離れているようです。シジュウカラがよく地上に降りるので観察すると、パタパタする獲物を捕らえて食べています。何回目かの観察で、激増している外来種のチュウゴクアミガサハゴロモだとわかりました。小鳥にくわえられてぱたぱたしているとガのように見えますが、カメムシ目ハゴロモ科の昆虫で、植物の汁を吸います。その名の通り、中国原産の外来種です。
天敵がいない世界に放たれた外来生物はしばしば爆発的に増えますが、しばらくすると在来生物がよく食べるようになります。そうしてバランスを崩された自然界は調節され、均衡を取り戻すのでしょう。今シーズンは幼虫から成虫まで、よく捕食されているのを観察しています。幼虫を最も食べていた鳥はメジロです。

作業に追われて時間がなかったので、池周りを先に確認。ヒドリガモに加え、キンクロハジロとホシハジロを初認しました。もう10月も中旬ですから、遅れ気味ですね。
逆周りで林へ入っていくと、キビタキの一群は見つかりました。10羽以上いたでしょうか。頻繁に追いかけっこしていました。時間切れで、締め切り間近の本の編集作業に戻ります。窓の外ではモズが高鳴きしていました。

1. ヒドリガモ、2. カルガモ、3. ホシハジロ、4. キンクロハジロ、5. キジバト、6. カイツブリ、7. カワウ、8. ゴイサギ、9. ダイサギ、10. カワセミ、11. コゲラ、12. モズ、13. オナガ、14. ハシボソガラス、15. ハシブトガラス、16. ヤマガラ、17. シジュウカラ、18. ヒヨドリ、19. エナガ、20. メジロ、21. ムクドリ、22. キビタキ、23. スズメ、24. ハクセキレイ、25. ドバト、26. ホンセイインコ