林の入り口で迎えてくれたのは、ニイニイゼミの声。鳥の声よりもセミの鳴き声が優勢になる季節になる、そんなことを考えました。林でカラスを撮影するのが好きな知人に会ったので、今シーズンは蟻浴がよく見られること、蟻浴に気づくコツなどについて助言しました。シジュウカラの幼鳥が、親鳥を追いかけるようすを観察しながら探索を進めると、翼を半開きにして地面にぺたっと伏せているカラスがいました。言霊か!直感的に蟻浴だとわかりましたので、カラスに警戒されないように撮影距離を詰めます。いや、カラスは私の視線を感じた時点で警戒しているのですが、一定距離までは蟻浴を優先して逃げない、というのが正確です。いずれにしても、今回は静止画・動画ともたっぷり撮影できました。蟻浴していたのはハシボソガラスで、アリをつけたまま飛び立ち、近くの木にとまりました。木陰のカラスを観察すると、まだ数匹のアリが翼の上を歩いています。アリをどけないんだなぁと考えながら脇を見ると、さっきと同じ位置にぺたっと伏せているカラスが!今度ばハシブトガラスでした。こちらは短時間で飛んでしまいましたが、この場所は蟻浴場だということがわかりました。明日以降も気にしながら歩きたいと思います。
1. カルガモ、2. カイツブリ、3. カワウ、4. オオタカ、5. カワセミ、6. コゲラ、7. ハシボソガラス、8. ハシブトガラス、9. シジュウカラ、10. ヒヨドリ、11. メジロ、12. ムクドリ、13. スズメ、14. ドバト