来週の水鳥研修会と井の頭自然さんぽの下見を兼ねて、フィールドをゆっくり回りました。空気は冷たいのですが、日差しは強くて暑いので、寒暖差があります。日なたと日かげで温度差があるのは、子供でもわかることですが(ぼうっと生きている大人より、外遊びしている子供の方が敏感かも)、以前より温度差が大きくなっているように感じます。林を抜けて直射日光を浴びたところでニット帽と手袋を脱ぎ、服装を緩めて歩いていましたが、池のほとりの日かげを歩くと空気が冷たいので、再び防寒仕様に戻しました。
今朝はジョビ子に振られたのですが、ルリ男との駆け引きを楽しみました。ヒッ ヒッと鳴かないときも多いのですが、ゲッグッという声で鳴く頻度は高いので、存在に気づくことができます。逆に言えば、この声を覚えていないと厳しいでしょう。あとは常緑樹の暗がりに隠れているときに、尾羽のリズミカルな動きを捉えられるかどうか、そして茂みから茂みへ素早く飛ぶときの動きを捉えられるかです。鳥が見えてしまえば、あとはじっとしているだけです。辛抱強く待っていれば、向こうから出てきてくれます。間違えても、相手が見えているときに近づこうと考えないことですね。大きく撮りたい!などと近づこうと迫れば、ジョビ子でも逃げます。
ルリ男が飛び去ったほうへ移動しているとき、視線を感じたので見るとジョビ子が日を浴びていました。かなり距離が近かったのですが、ひなたぼっこするかのようにじっと動かないジョビ子。たまに羽毛を微妙に膨らませたり、縮めたりしていました。種吐きモードで動かないのかなと思った刹那、ルリ男のグッ ギュッが聞こえました。視線を移すと、尾羽の動きで位置がわかりました。枝がかぶっていたので、じっとその場で待っていると、出てきてくれましたが、そこに別個体のジョビ美がかかっていき、追い払ってしまいました。2羽は奥へ飛んでいき、追ったジョビ美だけが戻ってきました。(おいおい、ルリ男を追い出さないでよ)苦笑して振り返ると、ひなたぼっこのジョビ子は何事もなかったように、おすまし顔で日を浴びていました。なんだこのコントみたいな展開は! 思わず声に出して笑ってしまいました。
池ではカイツブリが威嚇の声を出しながら飛んでいったのでなわばり争いだと思ったら、同じように飛んできた別の個体と激突!と思いきや、鳴き交わしました。一見喧嘩に見える求愛行動ですね。それにしても相変わらずテンションが高く、激しいご挨拶だこと。
1. ハシビロガモ、2. オカヨシガモ、3. ヨシガモ、4. ヒドリガモ、5. カルガモ、6. マガモ、7. ホシハジロ、8. キンクロハジロ、9. キジバト、10. オオバン、11. カイツブリ、12. カワウ、13. ゴイサギ、14. アオサギ、15. コサギ、16. オオタカ、17. コゲラ、18. オナガ、19. ハシボソガラス、20. ハシブトガラス、21. シジュウカラ、22. ヒヨドリ、23. ウグイス、24. エナガ、25. メジロ、26. ムクドリ、27. シロハラ、28. ルリビタキ、29. ジョウビタキ、30. スズメ、31. ハクセキレイ、32. シメ、33. カワラヒワ、34. ドバト、35. ホンセイインコ