2024年5月17日の井の頭公園での野鳥観察記録

野鳥観察情報

早朝、アオバトが鳴いたそうですが、出会いはありませんでした。とくに春と秋は、林でハト類を見かけたときに確認したほうがよいですね。
林をじっくり探索しましたが、夏鳥の気配はありませんでした。コゲラ、エナガ、シジュウカラは子育てで忙しそうに動き回っていました。今日の発見はメジロ。ヤマグワの実を採食していました。果実の房はメジロの口よりも大きいのですが、ちぎって食べていました。「鳥は木の実を丸飲みする」とは限らないことを示す例が1つ増えました。やはりメジロにはサイズが大きいムクノキの実も、つついて穴をあけ、なめるように食べます。カキノキはいうまでもありません。
やはり、何種かの木の実が赤くなるのは、鳥に食べてもらうよう目を引くためというのは俗説です。ピラカンサ、センリョウ、マンリョウ、ナンテンなど、赤い実はかなり長期間残っています。赤くて目立つのがおいしそうに見えるというのも、人間の主観ですね。ヒヨドリの行動を見ているとメジロと一緒で、不人気で知られるイイギリの赤い実をつついてなめるように食べることがあります。これは実が熟してきた初期の行動で、そのまま去り、続けては食べません。おそらく味見でしょう。これを何度か繰り返し、一部の実が黒くなるくらいに完熟すると、群れでむさぼるように一気に食べ尽くします。

1. カルガモ、2. カイツブリ、3. キジバト、4. アオバト、5. カワウ、6. オオバン、7. オオタカ、8. カワセミ、9. コゲラ、10. ハシボソガラス、11. ハシブトガラス、12. ヤマガラ、13. シジュウカラ、14. ツバメ、15. ヒヨドリ、16. エナガ、17. メジロ、18. ムクドリ、19. スズメ、20. カワラヒワ、21. ドバト、22. ホンセイインコ

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