大雨が降り続くという予報でしたが、午前中に雨足が弱まりました。外がにぎやかなので、ちらっと見てみると、巣立ったばかりのシジュウカラ幼鳥たちが飛び回っていました。建物に入り込んでしまった、と知り合いが応援を呼びかけてきたので、状況を見極めて準備、出動しました。その後幼鳥は、なんとか自力で建物から出られたので、事なきを得ました。
野鳥のひなは、巣立った後も親鳥に世話してもらいながら育ちます。とくに幼いときには地上に落ちることもよくありますが、親鳥から給餌を受けながら再び飛び上がります。落ちているひなを「救出」してしまうのは「誘拐」です。拉致されたひなは、親鳥の世話を受けられなくなってしまいます。餌を与えればよいというものではありません。幼鳥は親鳥から多くのことを学ぶ必要がありますから、親鳥と引き離してしまってはもはや野生復帰できません。だから毎年繁殖期になると、「ひなを拾わないで」というキャンペーンが展開されるわけです。
1. カルガモ、2. カイツブリ、3. キジバト、4. カワウ、5. オオバン、6. コゲラ、7. ハシボソガラス、8. ハシブトガラス、9. ヤマガラ、10. シジュウカラ、11. ヒヨドリ、12. エナガ、13. メジロ、14. スズメ、15. ドバト