2026年11月4日の井の頭公園での野鳥観察記録

野鳥観察情報

どんより曇って寒い朝。ヤマガラの貯食行動から観察しようと思いましたが、今朝は見当たりませんでした。シジュウカラやメジロもいないので、早々に移動します。ジョウビタキの声が聞こえたという場所で目を凝らすと、コゲラ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロの混群が見つかりました。ほかは見つからず、林の中心部へ。

空が曇っているので林の中はとても暗く、探しにくい条件です。ミズキの実の在庫はわずかに残っていますが、気温が低くなってきたので、キビタキももう終わりだろうと思いながら探索を進めました。ミズキポイントで、シーンとして何の動きもないのは寂しいものですが。これも季節の移ろいの一つで、今度は冬鳥がやってくるだろう。そんなことを考えながら探索を進めていると、ヒッ ヒッ ヒッ チュルルル チュルルルとキビタキの地鳴き。2羽が鳴き合っているように聞こえます。まだいる!と驚くほどのことはありません。11月の記録は過去にもあるし、昨日は葛西臨海公園でも複数個体がいました。姿は捉えられませんでしたが、確認できればよいのです。林の中心部の探索を進めていると、ヒッ ヒッ ヒッと今度はジョウビタキの声が住宅地から聞こえました。文字に表すと同じ「ヒッ」なのですが、音の高さが違います。ジョウビタキの「ヒッ」はキビタキよりも高いのです。住宅の屋根の上で鳴いていたのはジョビ男。カメラを向ける方向に窓がないことを確認し、さっと記録します。ジョビ男は住宅地の奥へ消えていきました。数こそ減ったものの夏鳥は残っていて、冬鳥が姿を現す。まさに今は「渡り鳥の交差点」です。

林の中心部を抜けるあたりでメジロの群れを発見し、昨日の探鳥会で質問されたことを思い返しました。探し方と撮り方について尋ねられ、以前は目視→双眼鏡→カメラじゃないとダメだと力説していたが、一瞬のチャンスを逃さないために目視→カメラになっていた、でも混群なんか相手にするときには視野が広く、光量差に左右されない双眼鏡じゃなければ狙いを絞れない。つまり状況に応じて、いきなりカメラで撮る場合と、双眼鏡で見つけてからカメラで撮る場合を使い分けるということを、質問した方にお伝えしたのです。今、目の前で動き回るメジロの群れは好例で、一つひとつカメラで確認していては非効率です。動き続ける10羽ほどの小鳥のなかに、すっと飛んでとまってからしばらく動かない鳥を目視で見つけ、双眼鏡でキビタキメスタイプだと確認できました。とまっている位置、邪魔な枝の関係で撮影できませんが、確認できればオッケーです。そうだよ、この見切り方だよと手応えを感じて、時間切れに対応すべく早足で流していきます。池に降りていく道にぶつかるあたりで、ツィーッとツグミ類の声。見上げるとムクドリ大の鳥が木の中を移動しました。とまった位置は暗いうえ、枝葉が茂っているのでよく見えません。すると背後からツィーッと声がして、振り返ると飛んでいく影が見えました。その影の軌跡が止まる位置までがんばって視線で追いますが、とまった位置がやはり暗くて茂っているので同定するに至りません。同じようなことを数回繰り返す間に、アカハラやマミチャジナイのような橙色の部分が見えた気がしました。もう時間がないので諦めようと思いましたが、去ろうとすると鳴くというジンクス通り、ツィーッがわたしの足を止めます。もう少しがんばることにし、何度も飛ぶ姿を捉えつつ、とまっている姿を確認できないことを繰り返したのち、見える位置にとまった子がいました。すかさず撮影にかかり、ファインダーでシロハラを確認しました。今シーズン初認です。この数羽のツグミ類の存在を仲間に知らせ、仕事場へ向かっているとアカハラ確認の報が入りました。池の定位置を確認すると、オシドリオスが戻っています。その傍らにエクリプスがいて、一見つがいのように見えるのが滑稽でした。

1. オシドリ、2. カルガモ、3. マガモ、4. ホシハジロ、5. キンクロハジロ、6. キジバト、7. アオバト、8. オオバン、9. コゲラ、10. アオゲラ、11. ハシボソガラス、12. ハシブトガラス、13. ヤマガラ、14. シジュウカラ、15. ヒヨドリ、16. ウグイス、17. メジロ、18. シロハラ、19. アカハラ、20. キビタキ、21. ジョウビタキ、22. スズメ、23. ハクセキレイ、24. ドバト、25. ホンセイインコ

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