写真:さえずるセンダイムシクイ
早朝、センダイムシクイ初認の一報が届きました。春の渡りが本格化でしょうか。ワクワクしながら住宅地を歩き、林へ向かいました。
林の入り口ではヤマガラがさえずり、少し離れた場所でさえずっている個体と競い合っているように感じました。最初の観察地に立つと、ジーとアカハラの声。いくつもの鳴き声が似ているシロハラも、この声は出しません。なかなか姿が見えず、飛んでいく姿の下面が橙色であることを確認して、答え合わせとしました。最近人気の大コナラから、複数のぐぜり鳴きが聞こえます。アオジやシロハラ、カワラヒワはわかりやすいとして、すぐにわからない複雑な声はなかなか判断がつきませんでした。でも、長く聴いていると地声が混じり、メジロだとわかりました。アオジは複数いて、アカハラとシロハラ、ツグミとシメも姿が見えました。今朝のこのにぎわい、移動中の鳥が休息しているのでしょう。アトリは見当たりませんでした。
林の中心部へ入ると、チヨチヨビーとセンダイムシクイのさえずりが聞こえました。一年ぶりに聞く鳴き声です。季節を感じられ、懐かしい気持ちになる……野鳥観察っていいなとあらためて思います。さて、この観察記録用に写真を撮りたいので、鳴き声のほうに近づき、姿を探します。すぐに見つかりましたが、高いわ遠いわ伸びてきた葉がかぶるわで、撮影困難でした。チャンスを待ちますが、センダイは奥へ移動しました。ヤブサメやクロツグミも鳴いていたというので、ゆっくり探索しながら林を周ります。メジロが群がるサクラの一角にセンダイを見つけました。観察記録用の写真を撮影し、行動を観察します。キクイタダキほどではないものの、素早く動きまわるセンダイ。ムシクイの名の通り、さえずりを交えながら、小さな虫を食べまくっていました。ホバリングも見せるので飛翔魂が騒ぎますが、暗くて枝が混んでいるので諦めます。少し前に芽吹いたと思えば、あっという間に葉が伸びました。観察の難易度がもう上がっています。センダイがまた奥へ行ってしまったので、探索を再開。次に聞こえたときは、コゲラのドラミングとの合唱でした。すぐ目の前に出てきてくれる場面もあり、今朝はセンダイとの時間を堪能しました。探索しながら林を進み、池へ降りていきました。途中、オオルリのぐぜり鳴きっぽい声が聞こえたので足を止め、耳を澄まします。新緑の淡い緑色の中に瑠璃色が動くのを期待して、目を凝らしました。しばらく鳴き声を聞いていると、メジロの地声が聞こえます。再びオオルリのような、次の音との間隔が短く連続的なよい声が聞こえました。そしてメジロの地声。見えない。これはメジロのぐぜり鳴きでしょう。そういえば、以前にもメジロとオオルリのぐぜり鳴きが似ていて惑わされると感じたことがありました。1年経ってすっかり忘れていましたね笑
1. ハシビロガモ、2. カルガモ、3. キンクロハジロ、4. キジバト、5. オオバン、6. カイツブリ、7. オオタカ、8. コゲラ、9. アオゲラ、10. ハシボソガラス、11. ハシブトガラス、12. ヒガラ、13. ヤマガラ、14. シジュウカラ、15. ヒヨドリ、16. ウグイス、17. エナガ、18. センダイムシクイ、19. メジロ、20. クロツグミ、21. シロハラ、22. アカハラ、23. ツグミ、24. スズメ、25. シメ、26. カワラヒワ、27. アオジ、28. ドバト、29. ホンセイインコ