小雨がばらつくどんより空。林は暗く、探索は困難でした。最初のポイントに入ると、地面から上がる鳥影が。小型で、波を描いて跳躍飛行したので、直感的にセキレイかなと思いましたが、樹上にとまったので、なんだろうと考えました。とまったあたりを目視すると、暗いながら鳥の形と黄色っぽい色みがなんとなく見えました。キセキレイでした。ふつう地上で行動しますから、一時的な避難ですね。
その後も暗い中、遠くでハトくらいの鳥がとまるのが見えたので、確認してみるとツミでした。雨に濡れて羽が乱れていました。
さらに探索を進めると、キビタキが見つかりました。サメビタキ属は見つかりませんが、キビタキだけは連日見つかります。それを観察していると、大型ツグミのツィーッという地鳴きが聞こえました。そういえば少し前にアカハラの「強い声」が聞こえたような気がしていたのです。姿は見えませんでしたが、ツィーッは何回か聞こえました。そこはヒノキ林で、実がなったエノキがあったので、エノキの実を食べては、ヒノキやサワラに隠れてタネを吐く繰り返しかなと見当をつけました。ところが、なかなか出てこないのでキビタキを撮影していると。頭上をツィーッと鳴きながら2羽の大型ツグミが飛び去っていきます。飛翔をなんとか撮りましたが、すでに後ろ姿でした。その画像をなんとか分析し、太い顎線が見えること、胸の橙色の面積がアカハラより小さいことから、マミチャジナイだと同定しました。もうすぐ10月も終わりますし、今シーズンは実りも良くなさそうです。大型ツグミの観察はどうなるでしょうか。冬鳥のシロハラやツグミが来てしまう気がします。
1. オカヨシガモ、2. ヨシガモ、3. ヒドリガモ、4. カルガモ、5. カイツブリ、6. キジバト、7. カワウ、8. オオバン、9. ツミ、10. カワセミ、11. コゲラ、12. オナガ、13. ハシボソガラス、14. ハシブトガラス、15. ヤマガラ、16. シジュウカラ、17. ヒヨドリ、18. エナガ、19. メジロ、20. ムクドリ、21. マミチャジナイ、22. キビタキ、23. スズメ、24. キセキレイ、25. ハクセキレイ、26. ドバト、27. ホンセイインコ