2025年6月23日の井の頭公園での野鳥観察記録

野鳥観察情報

昨日に続いて風の吹く朝。曇っていると、少し涼しいくらいです。林に入ると、すぐにオオタカ幼鳥の声。だいぶ行動範囲が広がってきたようです。探索を進めると、エナガの声が多数聞こえます。風で木々が揺れるのでなかなか姿が見えませんが、少し開けた場所で姿を捉えることができました。エナガは、実をたくさんつけているエゴノキにぶら下がったりしながら、虫を見つけて採食していました。灰色の太い眉から幼鳥だとわかりますが、動きは一人前です。群れは長く伸びてしまっていましたがかなりの数で、周囲は鳴き声に包まれ、にぎやかでした。

その後、オオタカ幼鳥を観察していると、カラスにかかっていきました。こちらも、姿は幼なくとも一人前の行動です。親鳥の動きを見て、カラスを追うことを学んだのでしょう。これから獲物をみずから獲れるようになれば、親離れして独り立ちですね。

梅林を抜けて池のほとりに降りたところで振り返ると、ツバメが飛んでいました。そのシルエットや飛び方からヒメアマツバメだとわかりました。ヒメアマは無言でしたから、目視していなければ気づかないまま飛んでいってしまったことでしょう。渡りの時期には木の梢にエゾビタキがとまることもありますので、毎朝のルーティンとして、振り返って一見するようにしています。

そろそろ今朝の観察も終盤という頃、カワセミのひと声が聞こえました。飛んでくることを想定して飛翔撮影設定にしたカメラを構えます。もう一度声が聞こえたと思ったら、カワセミは林に入ってきて鳴きながらわたしの頭上を通過し、さらに上昇して林を抜け、住宅地のほうへ飛んでいきました。さすがにこれを撮ることはできず、見送るのみでした。

1. ヒメアマツバメ、2. キジバト、3. カイツブリ、4. カワウ、5. オオタカ、6. カワセミ、7. コゲラ、8. ハシボソガラス、9. ハシブトガラス、10. シジュウカラ、11. ヒヨドリ、12. ツバメ、13. エナガ、14. メジロ、15. ムクドリ、16. スズメ、17. ドバト

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