2024年8月3日の井の頭公園での野鳥観察記録

野鳥観察情報

玄関を出て、声が聞こえたスズメとヒヨドリの声をフィールドノートにメモし、移動しようとするとメジロの声。追加でメモって階段を降り始めたとき、その鳴き方が気になりました。チュルチューチュルチュルチューといった連続的な鳴き方は、猛禽類やモズが近くにいるときの威嚇の鳴き方だからです。階段を登って戻ると、メジロは向かいのマンションのバルコニーにきました。何に対して威嚇鳴きをしているんだろうと首を傾げていると、ふた回り大きな鳥が飛んできて、メジロは追い払われるように飛び去りました。ヒヨドリか、と思いましたが、違いました。名前はヒヨドリでも違う鳥、イソヒヨドリのほうでした。玄関を出たところにイソヒヨドリとは、2回目でした。イソヒヨはバルコニー周辺をうろついたあと、死角になるほうへ飛んでいってしまいました。内陸に進出したイソヒヨドリは、ツバメの巣を襲って卵を食べてしまうことがあるそうです。メジロは住宅地の庭木などで子育てしているようで、もしかするとイソヒヨドリを天敵とみなして、警戒鳴きしていたのかもしれません。
2日間比較的楽な朝でしたが、今日は蒸し暑さを感じました。日差しがない分、楽でしたが。林を探索していると、猛禽が飛び、カラスが反応していました。オオタカの圧力がなくなってツミがきているそうなので、それだと思いましたが、遠くにとまったのがかろうじて見える針の穴のような位置から観察してみると、喉に線があるにしても、顔も上面も、胸から腹にかけてもまったく異なり別の鳥でした。翼先の黒さ、尾羽の模様、嘴の形、頭部など数カ所の特徴を確認し、ノスリの幼鳥だとわかりました。ここでは珍しいお客さんです。巣立って親離れした若い個体が移動中に立ち寄ったのでしょう。昨日はガビチョウが通りすがったし、池では2日間ダイサギが確認されています。いろいろな鳥で子育てが終わり、移動している時期。秋の渡りが始まったわけです。毎年この8月上旬にセンダイムシクイを初認しています。

1. カルガモ、2. カイツブリ、3. キジバト、4. カワウ、5. ゴイサギ、6. ダイサギ、7. ノスリ、8. カワセミ、9. アオゲラ、10. オナガ、11. ハシボソガラス、12. ハシブトガラス、13. ツバメ、14. ヒヨドリ、15. メジロ、16. ムクドリ、17. イソヒヨドリ、18. スズメ、19. ドバト、20. ホンセイインコ

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