2026年4月29日の井の頭公園での野鳥観察記録

エナガだんご 野鳥観察情報
エナガだんご

朝、窓を開けて空気を入れ替えていたら、サンショウクイの声が聞こえました。これは幸先のよいスタート。今日は井の頭いきものナビの自然観察会「井の頭自然さんぽ」で、夏鳥探しだからです。きっとよい出会いがあるに違いありません。

空はどんより曇っていて、林へ入ると暗さが際立ちました。観察会参加者にとって鳥を探す難易度が高めですが、ほぼ無風なのが救いです。鳥の動きを捉えるのに有利になります。渡りの波の谷間だったらどうしようという不安は常にありますが、それでも必ず楽しむことができるのが野鳥観察です。林の中心部に差し掛かると、チヨチヨビーというセンダイムシクイの鳴き声が聞こえました。さらにキビタキの声も聞こえます。聞いていると、なかなかの歌い手のようです。そんなに時間はありませんが、挑戦することにしました。ほどなくキビタキの姿を捉えることができ、緒戦は勝利です。下見を意識しつつ、観察会の集合場所のほうへ移動していくと、またキビタキの別個体がいました。もちろん声質は同じですが、鳴き方が異なります。もう時間は残っていませんが、近い位置で結構な声量でさえずられると、そのまま黙って通過するわけにもいきません。ここは勝負です。気合を入れて挑んだ2戦目は、時間切れの負けでした。

観察会の集合場所へ着いて参加者のみなさんに対応していると、上空からピュルリピュルリとサンショウクイ類の声が聞こえてきます。サンショウクイかリュウキュウサンショウクイか確定できないとイヤなので、空を飛んでいくところを撮影。4羽が順次飛んでいきましたが、上空高い位置を通過したので見分けが難しいところでしたが、写真を正式に現像してみると夏鳥の種サンショウクイだとわかりました。朝、マンション上空を通過していったのもこの子だったのでしょうか。なにもいない池から観察をスタート。公園をあえて大きくまわって、探索します。過去の観察会でオオルリを参加者に見てもらうことができた場所も通ってみました。そこでは出会いがなかったのですが、調べること自体が楽しいのです。野鳥の探し方について話しながら進んでいくと、遠くのキビタキのかすかな声が聞こえました。「このかすかな声を拾って、声のする方向へ近づいていくんです」と説明しながら声のするほうへ寄せていきました。葉が茂っているので少し苦戦しましたが、参加者のほとんどにキビタキを観ていただくことができました。その後は別個体を観察してもらうこともでき、案内役としてはホッとしました。後半にはセンダイムシクイを確認し、熱心な観察者である小学生の江波戸友希くんがミニエナガだんごを見つけてくれて、会はさらに盛り上がりました。もう時間がありませんでしたが、林をひと回りするとエゾムシクイも観察することができました。

参加者も案内者も大満足の充実した観察でした。鳥たちに感謝の気持ちと愛を贈りたいと思います。

1. カルガモ、2. キジバト、3. オオバン、4. カイツブリ、5. カワウ、6. オオタカ、7. コゲラ、8. サンショウクイ、9. オナガ、10. ハシボソガラス、11. ハシブトガラス、12. ヤマガラ、13. シジュウカラ、14. ヒヨドリ、15. ツバメ、16. エナガ、17. センダイムシクイ、18. エゾムシクイ、19. メジロ、20. ムクドリ、21. シロハラ、22. キビタキ、23. シメ、24. カワラヒワ、25. ドバト、26. ホンセイインコ

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