2羽のシジュウカラが競うようにさえずる林へ入っていきます。最初の観察地には鳥の気配が少なかったのですが、そうではなかったことが後にわかりました。
林の中心部はジーというアカハラの鳴き声が支配しています。葉がさらに茂ってきて、冬のように姿を見つけることができません。林は昨日よりも静かで、わたしの足はなかなかとまりません。もちろん、たまに立ち止まって目を凝らすのですが、出会いはありませんでした。さらに探索範囲を広げますが、ムシクイも抜けてしまったようです。渡りには波がありますから、先日のようにわんさか入るときもあれば、今日のようにお客さんが少ないときもあります。毎日継続観察することで、その波を感じることができます。これが、越冬している子を毎日観察できる冬鳥の観察と異なるところ。当たりがあるので、はずれでめげることなく継続観察を楽しむことができます。
上空からツミの声が聞こえました。今日はこんなものかと引き上げようとすると、最近よく会うとても感じのいい観察者の方が、最初の観察地でオオルリを初認したことを教えてくれました。見落としていたのが悔しいですが、各地で記録が上がっているので当地でも初認できてよかったと思います。確認しに行きましたが、現場は静か。フィールドに目を凝らしていると、シラカシの暗がりから降下して地上に降り、すぐに戻る小鳥がいました。何やら怪しい動きで、上尾筒あたりに白いラインが見えました。なんだろう?と首を傾げます。オオルリは基本的には樹上の鳥だからです。と、同じ鳥がもう一度同じ動きを見せます。今度は羽色が青く見えました。オオルリはシラカシの暗がりから出てきません。ぐぜり鳴きもしないので、これでは見落とすわけです。新緑の広葉樹が似合うし、出てくるだろうと思いましたが、シラカシに籠城しています。目を凝らしていると、葉の隙間の奥の空間でわずかに動きが見えた気がしました。双眼鏡で覗いたらとまっているのが見えたので撮影を試みましたが、露出を合わせているうちに見えない葉陰に移動しました。写真は撮れませんでしたが、確認できたのでよしとしましょう。
1. カルガモ、2. キジバト、3. オオバン、4. カイツブリ、5. カワウ、6. オオタカ、7. コゲラ、8. ハシボソガラス、9. ハシブトガラス、10. ヤマガラ、11. シジュウカラ、12. ヒヨドリ、13. ツバメ、14. エナガ、15. メジロ、16. ムクドリ、17. シロハラ、18. アカハラ、19. オオルリ、20. スズメ、21. シメ、22. カワラヒワ、23. アオジ、24. ドバト、25. ホンセイインコ