猛暑と夏枯れが続きます。風がなくて暑さ倍増ですが、木の枝葉が止まっていると動きのある対象を見つけやすいので、鳥を探すには好条件です。ところが鳥たちは高い位置の木陰で行動し、なかなか姿を見ることができません。ようやく遠くの動きを捉え、双眼鏡で確認するとメジロでした。メジロは熟してきたミズキの実を食べましたが、いつもは活発に枝移りして動くのに、同じ位置を動きません。10秒ほども同じ位置できょろきょろと周囲を見回したあと、ようやく飛びました。猛暑のひっそりモードでしょうか。渡りの夏鳥が見つからないまま池に降りると、はるか遠くにカワセミがとまっていて、今にもホバリングしそうでした。そちらへ移動し始めた瞬間、チチチチという声が聞こえ、確認するといなくなっていました。木陰を含めて周囲のポイントにいないので、となりの池を確認すると、桜の低い枝にとまっていました。次の瞬間、カワセミはすぐ横の壁に水平に飛んだように見えました。まさか昆虫でも狙ったのでしょうか。その後、葉の隙間から見えたカワセミはしっかりモツゴをくわえていました。その後もサクラの木陰から出ることなく、ふわっと飛んで短い枝移りをしたり、ひっそりモードで行動していました。前シーズンは池の真ん中でよくホバリングしてくれたのですが、今シーズンは暑すぎて日差しを避けて行動することが増えているのでしょうか。
それにしても、全人類が猛暑に苦しめられているのに、釧路湿原を切り拓いてメガソーラーを建設するなんて、事業者はどういう神経をしているのでしょう。ソーラーはCO2削減になると言っていますが、その分火力発電などCO2を排出する方式の発電を減らせばの話です。緑地を減らすことはCO2を増やすことになります。火力発電は変わらない、緑地は減らすでは、経済的利益のために温暖化を加速させている問題事業ということになります。即刻中止すべきです。
1. カルガモ、2. キジバト、3. カイツブリ、4. カワウ、5. コサギ、6. カワセミ、7. コゲラ、8. ハシボソガラス、9. ハシブトガラス、10. ヤマガラ、11. シジュウカラ、12. ヒヨドリ、13. メジロ、14. スズメ、15. ホンセイインコ