暖かな朝でした。気温はぐんぐん上がり、春本番といった陽気。池のほとりのソメイヨシノもようやく開花し、ヤマブキやユキヤナギも咲いていました。探索に出かけてすぐ、上空で空中戦を繰り広げていたのは4羽のスズメ。時折り交錯するのは2羽で、それぞれ少し離れたところを1羽ずつ飛んでいます。オス同士がやり合っていて、それぞれつがいのメスが見守っているのかもしれません。それなりに高い位置なので、しっかり観察していないと気づかずに通り過ぎてしまうでしょう。林へ入ると、旅の途中と思しきアオジたちの1羽が枝に上がってぐぜっていました。チョッ チョチー チョルリー チョッとかなりはっきりした歌ですから、さえずりと言ってもよいでしょう。いつものツグミは相変わらず。わたしは確認できませんでしたが、ジョビ子は健在とのことです。歩を進めると、今度はシロハラのぐぜりで、こちらもキョロンキョロンと、ほぼさえずりでした。春を感じさせてくれる美声に、ひととき癒されます。ヒヨドリはコブシの花を食べ、背後ではウグイスがぐぜっています。ヤマガラは今朝もイヌシデの花に夢中で、よい被写体になってくれました。ただ、花を突いたり、ぶら下がるたびに花粉が飛びます。これも苦手な人はダメなのでしょうか。ソメイヨシノ咲き始めの池では、カイツブリがなわばり争いの突進合戦を繰り広げていました。
1. ハシビロガモ、2. カルガモ、3. キンクロハジロ、4. キジバト、5. オオバン、6. カイツブリ、7. カワウ、8. ゴイサギ、9. オオタカ、10. コゲラ、11. アオゲラ、12. ハシボソガラス、13. ハシブトガラス、14. ヤマガラ、15. シジュウカラ、16. ヒヨドリ、17. ウグイス、18. エナガ、19. メジロ、20. ムクドリ、21. シロハラ、22. ツグミ、23. ジョウビタキ、24. スズメ、25. キセキレイ、26. ハクセキレイ、27. シメ、28. カワラヒワ、29. アオジ、30. ドバト、31. ホンセイインコ