少し寒いくらいの涼しさです。さわやかに晴れる日が多いはずの5月、すっきりしない日が多かったようですね。住宅地のシジュウカラ家族は、今朝もにぎやかに飛び回っていました。
林に入るとキビタキのさえずりが聞こえます。声をよく聴き取り、位置や方向の見当をつけて探しました。目を凝らして探しますが、すぐには見つかりません。友人がヒヨドリの交尾を観察し、思わず声を上げました。私が見たときには「終わったあと」でしたが、2羽はものすごく近い距離で力強く飛びました。ヒヨドリは常に追いかけ合っていますが、ケンカして追いかけているのか、なかよく追いかけているのか、こりゃわかりませんね。コゲラが繰り返しドラミングする音も聞こえていました。キビタキの声が少し奥へ移動したように聞こえたので、林の裏側へまわることにします。案の定、近い場所でさえずっていました。視野の中で、葉で遮られない部分を中心に注目しますが、見つかりません。暗い条件でしたが、風は弱めで探しやすい条件です。再び耳を澄ますと、声が聞こえる位置は低いように聞こえました。でも低い位置は、手前の木に遮られてよく見えません。低いという意見が一致した友人は少し下がり、ほどなく発見。そこでわたしも後ろに下がると、横枝の上にとまっているシルエットが見えました。成鳥羽ではなく、第一回夏羽の若い個体でした。キビちゃんは向きを変えながらよくさえずります。その後、位置を変えたら見えなくなりました。その間も、コゲラのドラミングがよく聞こえていました。池は今朝もがらんとしていて、カルガモも見当たりません。ほとりの桜の木にはシジュウカラの家族がいて、一家で対岸に飛んでいきました。
その後、昨日から当たりまくりの友人が、早朝はいなかったであろうムギマキに出会いました。ここ井の頭公園では2回目の記録です。素晴らしい!
1. カルガモ、2. キジバト、3. カイツブリ、4. カワウ、5. オオタカ、6. コゲラ、7. オナガ、8. ハシボソガラス、9. ハシブトガラス、10. シジュウカラ、11. ヒヨドリ、12. エナガ、13. メジロ、14. ムクドリ、15. キビタキ、16. ムギマキ、17. スズメ、18. ハクセキレイ、19. ドバト、20. ホンセイインコ