2025年2月26日の井の頭公園での野鳥観察記録

野鳥観察情報

日中は暖かくなるといいますが、朝は冷んやりします。日なたは暖かいのですが、日陰は冬です。ジョビ子の元気な鳴き声から探索をスタート。地面にはカワラヒワとツグミもいます。シジュウカラのさえずりに力がこもっているように聞こえます。風がなく、穏やかだと感じました。
各所にいつものシロハラがいます。以前はすぐに逃げていたのですが、かなり人慣れしてきて、じっとしていると近くをぴょんぴょんすることも。少し撮影していると、向かいから誰か歩いてきます。飛んでしまうことは覚悟していましたが、その人は立ち止まって待ってくれました。まもなくシロハラは去り、脅かすことなく自然に観察を終えられました。理想的です。わたしはその人に「ありがとうございました」と御礼を言って、探索を再開しました。
ウグイスの地鳴きを聞きながら歩いていくと、私を追い越して低い位置を小鳥が飛んでいきました。少し先の草むらの、ムクノキの根元あたりに入りました。地鳴きを聞いていたのでウグイスだと思いこんでいましたが、すごいスピードで飛んでいった姿はウグイスに比べて小さく、丸っこくて尾羽が短い印象でした。(飛翔形はメジロに近かったな。木の根元に樹液をなめにいったか。でもムクノキの樹液なめはないな。単独行動だったな)瞬時にこれらのことを考えて、正体をたしかめたくなりました。ムクノキの裏をそっと覗こうとしたとき、地鳴きとともにさきほどの鳥が飛び出しました。その声がチャッ チャッという「乾いた音」ではなく、チュッ チュッという「湿った音」だったので、これは!と思いました。そう、その正体は先日玉川上水の中に見つけたミソサザイだったのです。もしかすると、最初に聞きながしていたウグイスだと思っていた地鳴きも、ミソサザイだったのかもしれません。ミソッちょは、柵のすき間で越冬していたクモのまゆらしきをついばんだあと、草むらの中へ飛んでいきました。しばらくは、チュッ チュッを意識して歩こうと思います。

1. ハシビロガモ、2. オカヨシガモ、3. ヨシガモ、4. カルガモ、5. ホシハジロ、6. キンクロハジロ、7. キジバト、8. オオバン、9. カイツブリ、10. カワウ、11. アオサギ、12. オオタカ、13. カワセミ、14. コゲラ、15. アオゲラ、16. オナガ、17. ハシボソガラス、18. ハシブトガラス、19. シジュウカラ、20. ヒヨドリ、21. ウグイス、22. エナガ、23. メジロ、24. ミソサザイ、25. ムクドリ、26. シロハラ、27. アカハラ、28. ツグミ、29. ジョウビタキ、30. スズメ、31. ハクセキレイ、32. カワラヒワ、33. ドバト、34. ホンセイインコ

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