2025年6月5日の井の頭公園での野鳥観察記録

野鳥観察情報

よく晴れていますが、朝から暑い日です。ヤブ蚊も元気で、観察をばっちり邪魔してくれます。
すれ違った友人が、林でアオバトの鳴き声を聞いたという話をしてくれました。さくらんぼの在庫はまだ残っているのでしょうか。
最初の観察地では、シジュウカラ家族群が活発に動いています。観察すると、幼鳥はある程度成長していて、ほとんど餌ねだりしないことがわかりました。親鳥の動きに合わせて移動していきますが、食物はみずから探索しています。あちこち細かく確認して虫を探す動きは一人前ですが、空振りが多いですね。一生懸命、虫を探す表情があどけなくてたまりません。1羽の幼鳥を観察していると、自分の頭ほどの長さの大きなシャクガのイモムシを見つけました。シャクガの幼虫は枝に擬態していましたから、若いのによくぞ見抜いたと感心しました。親鳥の動きを観て、学んでいるのでしょう。こういう小さな成功体験の繰り返しで一人前に育ち、いずれ自分の次の世代につないでいくのでしょう。

昨日は友人がカラスの蟻浴を観察しました。この時期らしい興味深い観察です。この世界は知らないこと、見たことのないことだらけ。渡りが終息して華やかな夏鳥が見られなくなっても、身近な鳥たちの見どころはいくらでもあります。じっくり観察して、「なるほど、そうだったのか!」と心が躍るような発見をしましょう。

1. カルガモ、2. キジバト、3. アオバト、4. カイツブリ、5. カワウ、6. ゴイサギ、7. オオタカ、8. コゲラ、9. ハシボソガラス、10. ハシブトガラス、11. シジュウカラ、12. ヒヨドリ、13. エナガ、14. メジロ、15. ムクドリ、16. スズメ、17. カワラヒワ、18. ドバト、19. ホンセイインコ

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