キッズウィークエンド×井の頭いきものナビ 身近な公園でやみつき自然観察!「楽しい秋の鳥見」

イベント

2022年10月30日(日)開催

6月の変形菌観察会以来、久しぶりに井の頭自然さんぽを開催。テーマは秋の鳥見でした。集合時間、多数の鳥バッジが付けられた帽子をかぶって現れたのは、松村雅行さん。参加者リストの中にその名を見つけていましたが、同姓同名の人だろうくらいに思っていました。それが松村さんご本人だったので驚きました。レジェンドの称号にふさわしい方が、我が観察会に参加してくれたのです。
今回はキッズウィークエンドとのコラボということもあり、参加者の大半が親子でした。子どもたちは未来そのもの。自然観察会の目的を考えたとき、やはり子どもたちに自然体験の機会を提供し、なにかを持ち帰ってもらいたいということが第一義です。前回の変形菌に続いて、会の今後の活動の方向性のヒントになったかもしれません。
開始前に上空でツミが鳴きながら帆翔。見上げた樹上にはカワウの巣。今シーズンも秋の繁殖を試みている最中です。昨年は途中で放棄する結果でしたが、今回は成功することを祈ります。そんな井の頭公園ならではの秋の鳥見が始まりました。

キッズが多いので、茂った林で小鳥を見ることができる子は少ないと考えました。目線も低く、比較的見やすい池での観察に多くの時間を割り当てて、ゆっくりと観察。まだ冬ガモも少ないのでどうかなと思いましたが、七井橋にいるだけで次々にイベントが起きました。池を渡っていく見慣れない飛翔形の小鳥を追うと、やぶにとまってお辞儀。ジョウビタキのメスタイプでした。今季初認で、住宅地でも確認されました。七井橋だけで約40分が過ぎたところで移動。上空に再び猛禽類が現れました。今度飛んだのは、ひと回り大きなオオタカ。カラスが3羽でかかっていき、執拗につきまとって追い払いました。その後、弁天池にまわってみると、池に調査が入っていて、カモたちは飛ばされていました。うう、調査は平日だけにしてほしいなぁ。御殿山の林へ上がり、森林性の鳥を求めました。不思議なことにシジュウカラも見かけられないほど鳥がいなくて、どんどん奥へ進むことになりました。やっとのことで、コゲラ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロの混群を見つけた頃に時間となり終了。終わってみれば、とても充実した観察会でした。

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