2022年4月17日(日)9〜12時
好天の下、井の頭いきものナビとして10回目の観察会を開催。テーマは「どきどきわくわく、春の野鳥観察」。春の渡りの時期にタイミングを合わせ、野鳥を観察。高野が3月に出版した『探す、出あう、楽しむ 身近な野鳥の観察図鑑』のコンセプト通り、身のまわりでよく見かける鳥も、しっかり観察することを心がけました。
参加者が25人ほどだったので、高野班、大出水班の2班に分かれて進行。井の頭公園の端からさまざまな鳥を観察していきました。いろいろ観察したなかで発見だったのが、カルガモが飛んでいる昆虫を捕食すること。
また、初めての観察ではありませんが、アオジがサクラの幹をゆっくりとことこ上りながら、ぐぜるようすを観察しました。案内役なので、いつもの撮影機材をもっていないのが残念でした。
カイツブリは池の水位を急に変えられてしまったことで、子育てがダメになってしまったつがいがあり、新しい巣をつくったり、対応ができてなかったりと、ドラマが見られました。
カワウのようすから巣が増えることを予測したり(正解でした)、フリーズして動かないシロハラの様子をしばらく見たりと、観察は充実しました。
出合いたかった夏鳥はいませんでしたが、発見の連続でした。いかにふだん観察していないかを参加者とともに実感しつつ、充実した観察を楽しむことができました。(撮影:田村竜一、荻窪奈緒)
次回の井の頭自然さんぽは6月26日日曜日。観察テーマは変形菌です。