三重県菰野町での観察会と講演「鳥が教えてくれる森のしくみ」

撮影:前田由季 イベント
撮影:前田由季

2026年4月19日開催

。「ヒル下がりのジョニー」さんにお声がけいただき、三重県菰野町の「三重県民の森」で野鳥観察会と講演会を担当しました。夏鳥の春の渡りの時期を選んで企画。訪れたことのないフィールドなので、前日入りして下見しました。初めてとはいえ、本州中部ですからわからない鳥がいるわけではありません。下見は、歩くコースの決定とおおまかにどんな鳥がどのあたりにいるかを確認しておくことです。
コサメビタキがぐぜっていて、あちこちでキビタキがさえずっています。鳴きながら飛び回っているのはサンショウクイ。いますいます!夏鳥たち。あとはこれを参加者に見てもらえるかどうかが、観察会の成否を決定します。
本番当日。早朝の散歩でオオルリを観察しやすいポイントを見つけましたが、観察会のフィールドとはまったく離れているので使えません。それはおいておき、主催者に運転してもらって現地へ。集合場所の駐車場に着くと、周囲で複数のコマドリが鳴いていました! 一気にテンションが上がります。参加者が集まったところでご挨拶し、観察会を始めました。
参加者とスタッフで30人以上ですから、コマドリが出てくることは望めないでしょう。ようすを見て移動しました。ほどなくキビタキのさえずりを捉え、姿を探しますがなかなか見つかりません。見つけられないうち、さえずりは遠ざかっていきました。あきらめて移動し、決めたコースを進みます。山を登りながら何回かキビタキの空振りを繰り返しましたが、ついにサービスのよい子に出会いました。

30人以上の参加者の前で姿を披露してくれたキビタキ。感謝!今回のMVPかも

今日が初めてのバードウォッチングという参加者もいる中で、このサービスは最高のパフォーマンスでした。サポートしてくれた地元ビジターセンターのレンジャーをして、奇跡だ!と言わしめたほどです。ほかにもサンショウクイやセンダイムシクイ、クロツグミ、アカハラ、コサメビタキ、オオルリなどの夏鳥を確認できましたし、シロハラやシメなど移動途中の冬鳥も観察できました。観察種は26種でしたが、その中身がかなり濃いものでした。初めての人、おいしすぎます。

撮影:前田由季

お腹いっぱいになるほど観察を堪能し、屋内会場のキンダーハイムへ移動。絶品のお弁当をいただいたあと、講演しました。今回は夏鳥を多く観察しましたから、季節と夏鳥の飛来のタイミングについて、植物と昆虫の動きと重ね合わせて紹介しました。そう、自然の仕組みはよくできているのです。

三重に滞在したのは初めてでしたが、四日市も菰野も素晴らしい地域です。そこに暮らす人たちもじつに魅力的で、充実した時間を過ごすことができました。これからもこの地域に関わる活動に携わることができればうれしいです。

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