井の頭鳥見さんぽ「池が変われば、鳥も変わる」
2020年1月18日、「井の頭鳥見さんぽ」という自然観察会を開催して井の頭いきものナビの活動を始動。2005年から続けてきた自然観察会のノウハウを活かし、新たなスタートを切りました。
雨が雪に変わる極寒のなか30人近くが参加。あいにくの天気でしたが、初っ端からオナガの群れ、キセキレイ、ジョウビタキのオスの成鳥が現れました。その後もたくさんの鳥に出会うことができ、みんなで熱心に観察しました。七井橋の上で、井の頭池の変化と鳥の変化について代表の高野丈より話をしました。餌やり自粛キャンペーンと3回に渡る「かいぼり」、2つの環境保全活動の結果、水質が改善し生態系が復活。井の頭池を訪れる水鳥の数が増え、訪れる水鳥も変化しています。
2時間経って身体が冷えてきたところで中締めし、残った参加者と共に御殿山の林へ。道中、アカハラもじっくり観察できました。残りの時間がなかったので、ルリビタキが出そうなポイントへ直行したところ、狙い通りすぐにご対面。こちらもじっくりと観察することができました。少しタフな気象条件でしたが、雪と気あらしの幻想的な風景の中、37種もの鳥たちを観察できて、いい船出となりました。
観察種:カイツブリ、マガモ、カルガモ、コガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、ハシビロガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、オオバン、バン、カワウ、カワセミ、アオサギ、コサギ、ゴイサギ、ハクセキレイ、キセキレイ、ツグミ、シメ、ジョウビタキ、ルリビタキ、アオジ、カワラヒワ、シロハラ、アカハラ、シジュウカラ、コゲラ、エナガ、ウグイス、オナガ、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、キジバト、メジロ、ドバト