商店街の抽選会の景品に自然観察会があったら……思いつきで終わりそうなアイデアを見事に実現した関係者の依頼に応え、井の頭公園での探鳥会を案内してきました。この企画、じつは今回で2回目。1回目はコロナ禍前に変形菌をテーマに「景品観察会」を行なったことがあります。
今回は1月開催予定でしたが、悪天候で延期になり、本日ようやく開催の運びとなりました。開始前からシジュウカラ、メジロ、エナガが動き回り、アトリが頭上にとまり、目まぐるしくにぎやかに。開始後も書ききれないほど常にイベントが起きました。ある鳥について話をしていると、必ずといっていいほどほかの鳥が現れるので、なかなか進みません。参加者はほぼ全員が本格的な鳥見は初めてという方々。一つひとつが新鮮で刺激的だったようです。目の前で繰り広げられる鳥たちの競演を楽しく実況しているうちに、あっという間に過ぎた120分でした。オペラグラスかホームセンターや通信販売で売っているようなちゃちな双眼鏡しか覗いていない参加者の視野を広げたのは、いつも双眼鏡貸出で協力してくれているコーワオプトロニクス株式会社でした。双眼鏡は目の前の世界の解像度を変えてくれる道具です。
観察種
1. ヒドリガモ、2. マガモ、3. カルガモ、4. ホシハジロ、5. キンクロハジロ、6. カイツブリ、7. キジバト、8. カワウ、9. ゴイサギ、10. アオサギ、11. オオバン、12. コゲラ、13. オナガ、14. ハシボソガラス、15. ハシブトガラス、16. キクイタダキ、17. シジュウカラ、18. ヒヨドリ、19. ウグイス、20. エナガ、21. メジロ、22. ムクドリ、23. シロハラ、24. ツグミ、25. スズメ、26. ハクセキレイ、27. アトリ、28. カワラヒワ、29. シメ、30. ドバト、31. ホンセイインコ