都立井の頭恩賜公園の一角に位置する東京都西部公園緑地事務所の建て替えに伴う、樹木の大量伐採問題について、TBS-BS「噂の!東京マガジン」の取材を受けコメント。井の頭公園でのオオタカの子育ての様子、オオルリとキビタキのさえずりなどの動画も提供しました。
コメントの要点は、①井の頭公園で365日の鳥類相調査を行って17年目。これまで約150種を確認。環境省レッドリスト掲載種は12種。とくに夏鳥の渡りの中継地、冬鳥の越冬地として、市街地の中の緑地である井の頭公園は重要。②緑地の一角である西部公園緑地事務所敷地内の高木を伐採することには問題がある。③西部公園緑地事務所と市民は官民協働で「かいぼり」という環境保全活動の成功を経験している。それにもかかわらず、今回の計画を事前に共有、パブリックコメントの募集などの調整がなされていない。そもそも西部公園緑地事務所は、都民の財産である緑地を保全することが使命のはず。今回の計画はナンセンスと言わざるを得ない。